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RICOH AF RIKENON 50mm F2 世界初の一眼レフ用AFレンズ  「レンズ清掃」編          高知市リサイクルショップ      お宝市場 満Q 葛島店

 皆さんこんにちは。第3回の「AF機構調整」編その2 に引き続き、世界初の一眼レフ用オートフォーカスレンズの改造記事、第4回「レンズ清掃」編 をお届けいたします。

RICOH AF RIKENON 50mm f2  PKマウント

 オタクによるオタクのためのブログにて、興味のある方のみ、お付き合いください。それでは、よろしくお願いいたします。

 ご覧の通りです。カビ、カビ、カビ。ファインダー像は白く霞んでいます。数十年もの間、押入れにて保管されていたようです。当然の成行き。ジャンク道を歩む者にとって、カビなどいつもの症状。別段、怖くもなんともありま・・・・・・・せん!?って言うのは、強がりで、ここまでのカビは、コーティングをも食いちぎり、ダメージは免れないことが多いことは、皆さんもご存知の通り。さぁ分解開始します。

 名盤は接着剤で固定されていました。精密ドライバーで慎重に取外し、見える3本のネジを外すと、写真のようにフィルター枠が外れます。フィルター枠を外すと、レンズの一番外側に、銀色のC型の金属が見えます。このC型座金は、距離リングとレンズヘリコイドを固定する重要な役割を担い、清掃後、ここで、フランジバッグ調整を行うことになります。先に清掃をするため、とりあえずC型座金を外し、その内側に見える、3本のネジを外します。

 前玉がごっそりと外れます。前玉が無くなったレンズには、しぼりユニットが見えています。

 少し話はそれるのですが、この時代、リコー社もこのレンズをOEMで他社に製造委託し、販売していました。元のレンズは写りに定評のあった、XRリケノン50mm f2 を改良(モーター駆動に対応させるため、ヘリコイドをなめらかに改良しています)したレンズにAFユニットを載せて開発したものです。XRリケノンは、全部で5世代あり、第1世代と第2世代は、マニアの間で重宝される、「富岡光学」社製のレンズでした。写りが、かの有名な「ライカ社のズミクロン」に匹敵すると言われており、「和製ズミクロン」などと称賛され、富岡光学社製かどうかで、価値にも変化があることは有名な話です。それが、第3世代から「日東光学」社にOEM先が変更されているのです。1981年からのことです。このAFリケノンの発売が1981年なのですが、OEM先の情報は一切有りません。ビミョーな発売時期です。富岡光学社の内製部品には、ある特徴があり、わずかでも性能が向上するなら、コストを掛けてでも良い製品に仕上げるため、複雑な部品を使用しています。

今回のしぼりユニット

 改めて、今回のレンズしぼりユニットを見てみます。ユニット自体が、レンズ躯体にねじ止めされています。残念ながら、このしぼりユニット、富岡光学社では、採用していない構造なのです。(ち~ん!残念でした!)

 これが(上の写真)、富岡光学社製しぼりユニット。全く形状が異なっています。仕方がないので、気を取り直し、清掃作業を進めていきます。

 前玉に見えるカニ目を緩めると、すべてのレンズにアクセスできます。幸い、コーティングに損傷は有りませんでした。3種類の溶剤でクリーニングを完了させ、元通り組み上げます。続いて後ろ玉の清掃に進みます。

 マウント部にある4本のネジを外し、見えるカニ目を外すと、一番後ろのレンズが外れます。今回の分解はここまで。残りのレンズにカビはなく、きれいでした。

 完璧には程遠いですが、カビは無くなり、画像に影響が出ないレベルまで、きれいになりました。コーティングに影響は有りません。

 全て組み上げ、最終工程のフランジバッグ調整作業を開始します。C型座金を外す手前の工程まで、戻し、レンズをカメラにセットして、遠方にある被写体にAF機構でピントを合焦させます。その状態のまま、C型座金を再度外し、ライブビューで被写体をアップにしておき、座金を止めていたネジ穴に差し込んだドライバーを、距離リングを動かさないようにしながらどちらかに、回転させると、ピントが大きく動きます。被写体にピントを合わせて、C型座金をねじ止めすれば、完成です!文章にすると、なんだか長いけれど、清掃工程は、時間にしてわずか1時間程度のものです。

 なんとか、EOSレフ機で使用できるAFレンズが完成しました。御覧ください!この堂々とした重厚感を。(現在のAF技術には、到底及びません。しかし、古さを楽しむ心の余裕があれば、なかなか味わえない、「心の豊かさ」あるいは「おおらかさ」のようなものを、感じることができ、実に心地よいです)

 アルミ製Canon銀黒エンブレム、New FD50mmの名盤、ライカ風ノーテーパーフードでドレスアップしています。もはやRicoh社製の痕跡は皆無で、知らない人が見れば、Canon社製品に見えるはずです!

 完成したレンズによる試写結果が、次回最終報告になります。いや~ここまで、長かったな。このビジュアルと、ちゃんと使える実用的AFレンズに仕立て上げることに執念を燃やし、完成までこぎつけた、数少ない改造のレポートでした。ここまで、読み進めて頂きまして誠にありがとうございました。次回の報告と同時に、店舗で、このレンズの販売を開始致します。すでに、このブログをお読み頂き、問い合わせを頂いておりますが、皆様本当にありがとうございます。価格は店頭での発表となりますが、販売まで、今しばらくお待ちくださいませ。

第1回 AF RIKENON 50mm f2「マウント交換」編 はこちら

第2回 AF RIKENON 50mm f2 「AF機構調整」編 その1 はこちら

第3回 AF RIKENON 50mm f2 「AF機構調整」編 その2 はこちら

最終回 AF RIKENON 50mm f2 「テスト撮影」編 はこちら

 最後まで、お読み頂きまして誠にありがとうございます。満Qでは従業員一同、皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

 チノンの珍品レンズも入荷しました!このレンズも80年代の黎明期のAFレンズです。このレンズの修理日記もどうぞ!

AF AUTO CHINON 50mm F1.7 (1982)修理記事はこちら

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RICOH AF RIKENON 50mm F2 世界初の一眼レフ用AFレンズ  「AF機構調整」編 その2         高知市リサイクルショップ      お宝市場 満Q 葛島店

皆さんこんにちは。第2回の「AF機構調整」編その1 に引き続き、世界初の一眼レフ用オートフォーカスレンズの改造記事、第3回「AF機構調整」編その2 をお届けいたします。

RICOH AF RIKENON 50mm f2  PKマウント

 オタクによるオタクのためのブログにて、興味のある方のみお付き合いください。それでは、よろしくお願いいたします。

 それから幾日かの時間が経過しましたが、諦めがつかず、AF原理を考えています。機械的AFが三角測量の方法で、被写体までの距離を測距しており、その距離データに従いレンズを動かし、ピントを合わせます。レンズに距離を伝えるためには、機械がレンズの繰り出し量を把握していないと、制御出来ないはず。同様の原理で作動する黎明期の他のAFレンズは、ギアの回転数を測り、レンズ繰り出し量を制御しています。(過去記事:Canon NEW FD 35-70mm F4 AF マウント改造編はこちら)しかし、このレンズは、そうではなかった。では、どのように制御ているのか?再度分解し、片っ端から、構造を細部まで、観察しました。

 見つけたぞ!これか!

 距離リングの下に、エンコーダーと読み取り接片が有りました。どうやら、このエンコーダーで繰り出し量を測定し、モーターで位置制御しているのだな。もっと詳しく観察すると、そのエンコーダーにある、接点以外では、レンズは止まらないことが判明。全部で16箇所しか存在しない。ん?ピント位置がその中間にある場合、ピントはどうなるんだ?疑問はこの日、晴れることは有りませんでした。

 このレンズ、よくよく調べてみると、ゾーンAFで、そのゾーンは16あるとのことだ。なるほど!それで、接点の数が16なんだと、理解できました。ならば、その接点は、どの距離を指し示しているのかを、突き詰めなくてはなりません。

 上の距離リングの写真の一番右にある下向きの接点に読み取り接片があるときは、AFは作動しません。その次に一番右の上向きの接点に読み取り接片がある場合、距離指標は1mを指しています。同様にして、全ての接点と距離の関係を明らかにしてみました。

 結果はこの通りです。特筆するは、1mの接点から1.5mの接点までの間に、他の接点が5箇所もあることです。至近距離では、10cmも距離が変われば、ピントがズレ、被写界深度から外れのでしょう。その反対に、5mの接点から10mの接点までの間には、他の接点はありません。

 ここまでを理解して、対策案が見えてきました。そのエンコーダーを距離リングから、一旦取外し、80cm分ずらして、貼り直せば、もしかして上手くいくのでは?今日は冴えていました!

 機械的AFは1.5mの距離を2.3mと認識して、エンコーダーに2.3m指標まで、レンズを繰り出せと司令するが、エンコーダー自体を80cm分狂わしたため、距離指標は、1.5mを指しています!やったー!成功だ!本来の繰り出し量で、フランジバッグを調整できるので、無限遠にも問題なくピントが合っている!

「機械的AF」の狂いをエンコーダーを故意にズラすことによって、狂いを相殺できたので、結果「機械的AF、距離指標、フランジバッグ」の3つすべて一致することとなり、問題が解決しました!

 おぉ~俺の勝利だ!ここまで、レンズを買い取らせて頂いてから、1ヶ月近くかかっています。このレンズをCanonレフ機で使用できる日が、確実に近づいてきました。残るは、レンズの清掃です。全面にカビが発生しています。バルサムが切れていたら、修理不能。一縷の望みをいだき、この日の作業はこれで、終了。あー疲れた。次回は、最終工程「レンズ清掃」編となります。ここまで、紆余曲折を経て、なんとか、生き残っていますが、果たして、実用できるレンズに仕上げることができるのか!?それでは、次回のブログをお楽しみに!

第1回 AF RIKENON 50mm f2 「マウント交換」編はこちら

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第4回 AF RIKENON 50mm f2 「レンズ清掃」編 はこちら

最終回 AF RIKENON 50mm f2 「テスト撮影」編 はこちら

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 現在新しいタイプの検査キッドが入荷しております。こちらの記事をご覧ください。

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RICOH AF RIKENON 50mm F2 世界初の一眼レフ用AFレンズ  「AF機構調整」編 その1         高知市リサイクルショップ      お宝市場 満Q 葛島店

 皆さんこんにちは。前回の「マウント交換編」に引き続き、世界初の一眼レフ用オートフォーカスレンズの改造記事、第2回「AF機構調整」編をお届けいたします。

RICOH AF RIKENON 50mm f2  PKマウント

 オタクによるオタクのためのブログにて、興味のある方のみお付き合いください。それでは、よろしくお願いいたします。

 なんだかんだ言って、失敗リスクを顧みず、文化財級レンズの不可逆的マウント改造に成功したところまでは、良かったのですが・・・・フランジバックは狂い、そもそも、ピント精度がずれていることは、なんら改善されていません。Canon機にマウントできるようになっただけなのです。MFレンズとして使用するなら、現在の状態のままで、全く問題ないのですが。

 Canon機で実際にAF機構の精度確認を実行してみました。ピントチェックチャートまでの距離を1.5mにセットし、AFボタンを操作すると、ちゃんとレンズは動きます。しかし、距離指標は2.3mで止まり、ファインダー像は全くのピンボケ状態です。幾度繰り返しても、2.3mでピントが合ったとレンズが判断しているのです。元所有者様が仰ってた、一定のズレというやつか。

 AF機構自体がズレているということは、そのズレを直せばいいだけのこと。何も考えず、レンズの上に鎮座する出っ張り、AF機構を分解してみます。う~ん、さっぱり分からん!細部まで詳しく観察するも、原理は一切理解できず。各所、調整部位にはネジロックが塗布されています。頭の中では、「そこは触るな!と、警報が大音量で鳴り響いています」今までの、分解経験から、絶対に壊すゾっと頭が警告しているのです(笑)人生諦めも大切かなぁと。

 そもそも、この手のAFレンズは、「機械的AF」と「距離指標」と「フランジバッグ」の3つを一致させないと、まともに作動しないものです。しかし、機械的AFは調整ができないので、試しに、フランジバックだけでも調整してみることに。

 調整後、再度レンズを組み立て、いざ、動作確認。あっさりと、ピントが合焦してしまいました。なんだ、こりゃ簡単だったな。なんて、余裕をまかし、コーヒーブレイク!そそくさと、着替えを済ませ、意気揚々と外へ飛び出し、試し撮り。

 ん?無限遠にピントが来ていない!でも、近景には、ジャスピン。距離にして80cm分、ピントヘリコイドを前に繰り出し、ピント調整しているため、無限遠位置まで、レンズが引っ込まず、ピントが合わないのでした。(超初歩的ミス)

 その日は、結局戦意喪失。

 別の日。最後の部分「距離指標」をあわせる作業を試みました。機械的にAFを合わせ、そのままAFギアを動かさず、距離指標だけを、レンズから取外し、本来の距離である、1.5mに指標を合わせて再度組み上げます。これで、3つの調整箇所のうち、2箇所(フランジバッグと距離指標の)は調整できたことになります。早速、テスト。結果は、またもや、距離指標は2.3mを指しています。調整中、ギアが動いたか?ってことで、何度か、同じ工程を踏むも、結果に変化無し!なんだ、これもだめか!

 まだまだ、格闘は続きますが、本日はここまでとし、次回は「AF機構調整」編その2となります。ちょっとした工夫で、調整に成功するのですが、さて、どんな工夫を施したのか。乞うご期待あれ!

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第4回 AF RIKENON 50mm f2 「レンズ清掃」編 はこちら

最終回 AF RIKENON 50mm f2 「テスト撮影」編 はこちら

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RICOH AF RIKENON 50mm F2 世界初の一眼レフ用AFレンズ  「マウント交換」編      高知市リサイクルショップ      お宝市場 満Q 葛島店

 皆さんこんにちは。本日は、珍しいレンズが入荷しましたので、ご案内させていただきます。このレンズ、存在は知っていましたが、実際見るのは、初めてです。元所有者様からは、以下のような症状を伝えられています。レンズ全面にカビが発生しており、写真は白く写るということ。AFは作動しているが、ピントが合わない(一定量ずれている?)ということ。ジャンク品としての、買取となりました。

RICOH AF RIKENON 50mm f2  PKマウント

 このレンズ、詳細は割愛するのですが、1981年に発売の世界初の一眼レフ用オートフォーカスレンズなのです。写りが良いことで有名なXRリケノンシリーズのレンズにAFユニットを搭載しており、レンズ単体で、AFを実現するため、取り付けたMFカメラがAFカメラに変わるという、その時代、夢のような技術と注目を集めたレンズのようなのです。マウントはペンタックスKマウントです。私こと、カメラオタクはCanon派ですので、Canon機で使えないか、必死で模索することになります。(長い戦いが始まることになるのです。執念の改造レポートをお楽しみください)

 その過程を、何回かに分けて、レポートいたします。オタクによる、オタクのためのブログにて、興味のあるかたのみ、お付き合いください。それでは、第1回、「マウント交換」編を始めます。

 写真をご覧ください。レンズ上部にあるAFユニットが大きすぎ、カメラ(EOS 5DM2)の軍艦部に接触し、マウントとの間に、隙間が開くのです。約2mmくらいかな?もともと、PKマウントはEFマウントよりフランジバックが約1.5mm長いので、マウントアダプターを噛ませば、ぎりぎり、なんとかなるのでは?なんて、ことで早速マウントアダプターを購入しました。

 結果です。写真では、見えにくいのですが、本体にマウントアダプターを噛ませてあります。ですが、依然、隙間が埋まらないのです。万事休す。これだめじゃん!使えん!考えが甘かった。

しかも、PKマウントにある、しぼり連動アームとそれを保護するための突起が、マウント内部に干渉しているのです。まあね。もともと、マウント形状が違うのですから、上手くいくわけもなく。そんなこと、理解していたのに、期待が大きかったゆえ、改めて、ノーを突きつけられたときの、ショックは大きなものでした。

 ネットをぶらついていて、その突起を削れば、干渉はしなくなるとの情報は得ました。しかし、マウント自体の改造情報はどこにもなく・・・・・時間だけが経過していきます。毎日〃レンズを眺めては、なんとかならないのかと、考える日々。

 万策尽き、最終手段に移行。リスクを取り賭けにでることにしました。「無いものは、創れ」が私のモットー。失敗することのほうが多いクリエイトタイム突入です。ジャンクボックスを漁り使えそうなEFマウントを探し出します。今回は、タムロン製のアルミ製EFマウントと隙間を調整するための、スペーサーを改造することに、なりました。夢中で作業していたため、作業途中の写真が存在しません。穴あけ工程、レンズ上部位置調整、研削工程などなど、実際相当な困難に直面しています。

 それでも、一様の完成を見た、改造完了後のマウント部の写真です。見た目の改造精度が低く、恥ずかしいため、写真はわざと、ピンボケさせています。(笑)

ぴったりです。おでこに軽く接触していますが問題ありません。

 詳しい方は、この段階で、気づきますよね。フランジバックが狂っているんじゃないか?って。はい。その通りです。マウント部の隙間を埋めるため、スペーサーをかましたのですから、無限遠が出ていません。この調整方法に関しては、後のブログでご紹介致します。

 文化財級の貴重な遺産レンズに不可逆的改造を施してしまいました。もう、後戻りはできません。しかも、まだ、克服しないといけない課題は山積しています。なんとか、ものにしたいという途轍も無い物欲に駆り立てられた結果の蛮行です。メーカーの皆さまを初め、カメラを愛する方たちへお詫び申し上げます。

 次回は「AF機構の調整編」となります。AFは一応動作はしていたのですが、一定量、そのピント量がずれて、合焦しなくなっていました。これまた、相当の困難が待ち受けているのです。それでは、次回のブログをお楽しみに!

第2回 AF RIKENON 50mm f2「AF機構調整」編 その1 はこちら

第3回 AF RIKENON 50mm f2「AF機構調整」編 その2 はこちら

第4回 AF RIKENON 50mm f2 「レンズ清掃」編 はこちら

最終回 AF RIKENON 50mm f2 「テスト撮影」編 はこちら

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釣りバカ店長ブログ     うなぎ編          高知市リサイクルショップ  お宝市場 満Q

 皆さんこんにちは。釣りバカ店長です。今回はうなぎの話です。
 日本の食文化に欠かせないといっても過言ではないウナギですが買うと高価なので昔は、もっぱら自分で獲って食べていました。うなぎの捕り方は色々あります。つけ針・ひご釣り・うなぎ筒等々・・・
 この3つの採り方の中でも、つけ針を夏場になるとよくやっていました。つけ針とは、夕方うなぎのいそうな穴に餌(魚の切り身やミミズ)をつけた仕掛けを一晩つけて、早朝に仕掛けを、回収にいく方法のことを言います。うなぎは鮎やアメゴと違い個体数が少ない為、獲れない日のほうが多く1匹捕れたら大成功でした・・・
(ただ単にヘタクソだったのかもしれませんが・・・)
 

 その日は、いつものようにうなぎの餌となるモツゴを釣って仕掛けの準備をして夕方からうなぎのいそうな場所に、仕掛けをいれて明日捕れることを期待しながら帰っていた時に、最初の方に仕掛けたつけ針がピンとはっていることに気づきました。まさかとは思いましたが上げて見るとなんと!!!!

 カメがかかっていました・・・ガックリしながら針をはずし再度仕掛けを投入しその日は帰りました。次の日の早朝、仕掛けを回収にいったのですがいつものように、なにもかかっておらず、
今日も坊主か~とあきらめ半分で、最後に仕掛けを投入した場所へ。ここは、大きい淵で4つ仕掛けていたのですが3つの仕掛けは道糸から切れており、ガックリ。その時、大きい岩の横に流木のような長いものがあることに気が付きました。よくよく見てみると!!!どでかいうなぎです!!!!!そのまま大きい岩の横に飛び込み、切れた道糸をたぐりよせ、うなぎGET!!さらにその道糸に切れた他の道糸が絡みついていました。なにげに、手繰り寄せると、なんと!その針に2匹目のうなぎが!
 まだ終わりではありません。切れた仕掛けは3つ。残りの1つの仕掛けが見当たりません。周辺をかなり探しましたが、見つけることが出来ず。家から水中メガネを持ち出し、再度探索!逃しませんよ。執念に火が付き、3匹目をGET!!!!後にも先にも1つの場所で3匹捕れたのはこのときだけです。※1匹は1キロぐらいありました!!!はい、その日の夕食は、豪華なものとなりました。懐かしい思い出です。
 釣行での様々な経験談をこれからも、おいおい書いていこうと思います。乞うご期待あれ。

 うなぎとは・・・
主に川や湖などの淡水域で成長し、海で産卵する降下回遊魚と呼ばれる魚で、海で生まれてある程度の大きさに育ってから河川等に入りこんで数年間過ごし、再び産卵する為に海を目指します。エビやカニ、魚、貝、昆虫などの小動物や大きな動物の死肉まで、貪欲に食べる幅広い食性の肉食魚であることも特徴です。
長い間謎とされていた産卵場所も、近年西マリアナ海領付近ということも解明されたそうです。

 満Q葛島店は海釣り用品だけでなく川釣り用品も色々取り揃えています。ぜひご来店下さい。
 釣りは大好きですが、腕前はヘナチョコです。釣り場でご一緒したら、声をおかけください。楽しみにしております。また、県内の釣果情報等、情報共有をお願いいたします。

 最後までお読みいただきまして誠にありがとうございます。皆様のご来店を従業員一同心よりお待ち申し上げております。

 過去の「釣りバカ店長ブログ」は「業界裏情報」内にて公開しております。

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デジタルカメラ 新入荷

ハーフカメラ        キャノンDemi EE17 が入荷

お陰様で完売しました。ありがとうございます。

 皆さんこんにちは。カメラオタクです。本日は、1週間前に入荷しました、フィルムカメラ キャノン デミ EE17 をご紹介いたします。整備した上で、販売しています。

 このカメラ、1966年発売開始で、当時流行だったハーフカメラ、デミシリーズの最高峰のカメラです。名前のデミですが、フランス語で、半分という意味です。デザインも良く、青色と赤色のカラーバリエーションが用意され、当時爆発的に売れたそうです。中古市場では、玉数の多いカメラなのですが、残念なことにレンズにキズが入ったものが多く、また、電子部品の劣化が原因で使用できないものが多いカメラです。

 今回入荷したこのカメラ。シャッターは切れず、露出計も不動。ファインダーは白く曇り、視認性はゼロ。ですが、レンズだけはフィルターを装着してあったため、奇跡的に綺麗です。

 散々な状態だったこのカメラを整備することに。時間はかかりましたが、上記故障箇所は、全て修復することができました。外装の合皮はボロボロに朽ちていたため、張り替えています。整備が上手くいったので、実際にフィルムを通し、撮影することに。カメラの上に積んでいるのは、ワルツ社製の距離計です。(デミには、距離計はなく、目測でピント合わせしないといけない仕様なのです。)フィート表示ですが、都度、被写体までの距離を測り、メートルに換算し、ピントをあわせます。なんともアナログな操作感。でもこれがたまらない!

っで、結果は。御覧ください。 

1枚1枚が通常の半分
モネの庭です
モネの庭 
久万高原町 御三戸大岩
トウモロコシ畑
ガクアジサイ

 ちゃんと写っています。(期限切れISO800フィルム使用)精度に問題はなさそうです。ピントさえ、合えばよく映ると当時からの評判ですが、そのとおりでした。故に、巷では、多くの方がミラーレスカメラ用のレンズとして、改造されています。私、カメラオタクも以前改造を行っております。改造記事(第1回)、(第2回)、(第3回)、(第4回)はこちら。

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デジタルカメラ デジタル小家電 新入荷

大口径レンズ キャノンFD55mm f1.2 銀枠が入荷

お陰様で完売いたしました。ありがとうございます。

 皆さんこんにちは。カメラオタクです。先日入荷しました、キャノンのオールドレンズ 大口径 FD55mm f1.2 銀枠レンズ 1971年製をご紹介致します。それでは、よろしくお願いいたします。

 純正の金属フードに純正UVフィルター、前後キャップも付属しており、コンディションは、良好なこのレンズ。大切にされてきたことが、ひしひしと伝わってきます。当時39,000円で販売されていたのですが、その頃の国家公務員の初任給が40,000円程度なので、現在の価値に換算すると、20万円ほどになりますか。高価なレンズだったようです。

 開放F値1.4のレンズは、玉数も多く、満Qでも、過去幾度か入荷したことがあるのですが、(現在も在庫があります)F値1.2は始めての入荷です。早速、マウントアダプターを装着し、試し撮りを敢行しました!(おそらく、すぐに嫁入りしてしまうであろうから、その前にちょっとだけ、その実力を試してみました!)

 ファインダーは明るく、気持ちいいのですが、さすが開放F値1.2のレンズだけ有って、ピント面は、薄くピント合わせには少々慣れが必要のようです。しかし、ピント面以外のものを、色にしてしまう効果はさすがで、被写体を画面に浮かび上がらせてしまいます。わずかでも、光を反射しているものは、玉ボケとなって、幻想的な写真に変えてしまうこのレンズには、魔力を感じてしまいます。

 このレンズは1971年から発売が開始されたシリーズのレンズで、発売後間もない個体のみ、レンズ先端のフード取り付け部分が銀メッキされており、マニアの中では、銀枠FDなどと呼ばれているコレクターズアイテムです。コーティングがモノコートで、逆光には弱いレンズでもあります。画面内に強い光源があると、フードを装着していても、ゴーストが発生します。

 現在の技術から言うと、使えないレンズという位置づけになるのかもしれませんが、この弱点とも言える性能を、作品に活かすことができれば、他では表現できない幻想的な作品を創造できるかもしれませんね。

 現在でも、開放F値1.2のレンズは発売されていますが、どれも、10万円を超える価格のレンズばかり。なかなか、手が出せないのも事実。少々古く、弱点も多いレンズですが、このレンズなら、新しい表現方法を存分に楽しめますよ。

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シニアカー 新入荷

スズキ・シニアカー入荷!   こんなものまで、販売します!

 皆さんこんにちは。本日は、スズキ・セニアカーが入荷しましたので、ご案内させていただきます。

 少々古い機種のようですが、見た目綺麗です!もちろん、機能に問題はありません。長期保管品とのことで、入荷した時点で、バッテリーが劣化していました。バッテリーさえ、交換すれば動くはずだと、元所有者様のご子息のお言葉。そのお言葉を信じ、買取させていただき、当店で、新品のバッテリーに交換いたしました!言われていた通り、なんの問題もなく動いています!

 実際にご使用されるお客様は、ご高齢の方が多いはずです。始めての方は、ご家族様を含め、心配ですよね。ですので、当店の駐車場で、いくらでも、試乗していただいて構いません。他のお客様の少ない朝の時間帯がおすすめです。ご検討されているお客様は、どうぞお近くのスタッフまでその旨をお伝え下さい。そくご用意致します。

 最後まで、お読み頂きまして誠にありがとうございます。満Qでは従業員一同、皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

営業時間 10:00~21:00   買取 10:00~19:00                              TEL 088-882-3907 〒781-8121 

高知県高知市葛島2丁目3番51           

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冷蔵庫・洗濯機 新入荷

めちゃめちゃ安い!(冷蔵庫入荷情報)

 皆さんこんにちは。今週はやばい!です。500L前後の大型冷蔵庫が3台も入荷しました!2013年製、2015年製、2016年製の三菱、日立、シャープ。国産メーカー品ばかりです。

 3台ともガラストップの冷蔵庫で、見た目ものすごく綺麗です。お顔の部分がガラスのため、キズがつかないんです。普通、5年や10年では壊れないです!断言はできませんが。まだまだ、ガンガン機能するはずです。

 現在当店の多ドア冷蔵庫は充実しています。年式分布も幅広くご予算に応じて、いろいろ選べます。一度、売場で御覧ください。ほんとに綺麗ですから。

 

 最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございます。従業員一同皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

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新入荷 自転車

入荷情報(家具類・自転車)

 皆さんこんにちは。入荷した家具類のご案内です。写真以外にも入荷しています。前週に入荷し、売れ残った家具は値下げしています。

 従業員一同皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

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新入荷 磯竿/投竿/舟竿/ルアーロッド/エギロッド 釣具

がまかつ インテッサ G-V 1.75-50 未使用品が入荷! 高知市リサイクルショップ  お宝市場 満Q    

 皆さんこんにちは。本日は、磯竿の未使用品が入荷しました。釣り人が憧れる、がまかつの磯竿です!しかも!未使用品!   INTESSA G-V 1.75-50 です!定価 税込み209,000円ですネットでは定価の1割引きの税込み188,000円ほどで販売されています。当店では、さらにお買い得な税込み1○8,000円で販売しています!価格は店舗でお確かめください。

 多くのリサイクルショップ、中古釣具店に査定を依頼して回られたそうです。当店の査定が、一番高かったとのことで、戻ってきていただきました。2番目の価格をつけた店舗との価格差は、なんと約1万円。一番安く査定した店舗とは、5万円も差がついていました。

 手放す立場としたら、1円でも高い所で換金したいですよね。当店にお売りいただきまして、誠にありがとうございました。

 この商品は、ヤフオクでも同時に出品いたします。1,000円スタートで期間は7日間です。1,000円スタートですので、確実に入札が入ります。従いまして、店舗での販売は5/22 17:00までです。店頭販売を優先致しますが、上記日時までに売れない場合は、ヤフオク入札者様にお譲り致します。気になる方は、店舗までお急ぎください。または、入札にご参加ください。店頭価格よりはお安くご購入いただけるかもしれませんよ!お待ち申し上げております。

 最後までお読み頂きまして、誠にありがとうございます。従業員一同皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

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