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AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF第2回 AF不具合箇所追求編

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF PKマウント   

 オタクによる、オタクのためのブログにて、興味のあるかたのみ、お付き合いください。それでは、「レンズ清掃」編に続き、第2回「AF不具合箇所追求」編を開始します。よろしくお願いいたします。     

 まずは、このレンズのAF機構である、アクティブ方AFについて、調べてみました。下図は、アクティブ式AFの原理図です。主に、コンパクトカメラ(俗にうばかチョンカメラ)に搭載されていた(過去形)AF方式なんだそうです。詳しくは、キヤノン㈱当山さん、ミノルタ㈱浜田さんにより、1995年応用物理学会に、報告されたオートフォーカスに関する解説書の内容を流用します。

 赤外線投光部から出た赤外線が被写体から反射し戻ってくる位置を検出し、距離Lを求める。投光部と受光センサーとの距離をB、受光部とその前にあるレンズとの距離をf、被写体からの反射位置をXとすると、L=Bf/X で被写体までの距離を測定できるのだそうです。ふ~ん。と、言うことは、4つの数値の内、Bとfは固定数値なので、求める数値、距離Lは、受信センサー上の、∞被写体からの反射位置と、被写体からの反射位置Xの距離を読み取り、演算することになります。では、そのセンサー上の距離を、求めてみましょう。Bの数値は実測で、6cm。fの数値は同様に実測1.2cm。仮に被写体までの距離を10mとすると、Xの値は、0.072mmということになります。恐ろしく精密なセンサーであることがわかりますね。1/100mmの距離(長さ)を認識できているということ。センサー部は、上下左右に調整できるようになっており、各々の調整部位は、ネジロックされています。ここをさわれば、機器無しでは、調整などできようもないことが、容易に理解できます。絶対にアンタッチャブルなのです。さわらなくてよかった(汗)。ふー。

 演算された情報は、アクチュエーターに送られ、モーターを作動させ、合焦させる仕組みだと、理解は、できました。

 大きなAFモーターの手前にある部品が、赤外線照射ユニットなのですが、調整後、ネジロックが施されています。(上の写真)

 続いて赤外線受信センサー(目玉レンズの奥にある黒く丸い部品)ここで、センサーの上下が調整され、ネジロックが施されています。(上の写真)

 AFの精度確認。このレンズは、1m~∞までをAF制御するらしいのですが、10mくらいから∞までは、AFで、レンズが動かない。しかし、MFでは、∞にピントが来ていることから、フランジバッグは問題が無いと判断。逆に、1m~10mくらいまでの、AF精度は、40年前の技術とは、思えないほど正確。従い、赤外線ユニットに不具合は考えられない。残るは、アクチュエーターの不具合のみ。

 AFの原理と、現不具合症状から、不具合箇所に、あたりはついたものの、不具合があるであろう、基盤を眺めながら、途方に暮れる時間が流れます。この基盤のどこに? っで、それをどうやって、調べ、調整すればいいの?トホホ・・・・

 上の写真の中央にある、ネジロックされたマイナスネジは、赤外線受信センサーの前後を調整するための部位です。

 基盤にハンダで固定されている抵抗モジュールやICチップ、配線に不具合が無いか、全パーツをチェックの上、接点復活剤で、メンテしていきます。特段、ハンダ不良箇所のような箇所は認められません。ここで、一応念のため、一回組立てて、動作を確認してみます。しかし、結果に変化なし。当たり前だな(苦笑)。

 外は、すでに夕焼け空。いや、雨が上がったばかりで、光が差し、虹がかかっている。あぁ。今日も1日、何の成果もないまま休日が終わっていくのか。なんともはや・・・・晩酌のお酒も全く美味くない。

 修理作業は一旦中断です。このあと数日間、AFの原理や、レンズの分解レポートなど、原因のヒントを求めネット上を、さまよいますが、これという成果もなく、時間だけが過ぎていき、すでに、諦めモードに突入しています。だって、プロの修理業者様でも、その修理を断るくらいですから。いつもにも増して、敗北感が、猛烈に押し寄せてきています。

 数日後、不思議なことに、修理作業中に、不思議な声を聞くことになるのですが、果たして修理は上手くいくのか?それとも、このまま原因不明で、終わってしまうのか?第3回「AF機構修理」編ブログをお楽しみに!

第3回「AF機構修理」編はこちら

第4回「テスト撮影」編はこちら

※ブログをアップ次第、リンクを貼り付けていきます。

「AUTO CHINON ZOOM MC 35-70mm 」入荷編はこちら。

第1回「レンズ清掃」編はこちら。

 最後まで、お読み頂きまして誠にありがとうございます。満Qでは従業員一同、皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

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