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AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF最終回 テスト撮影 編

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF PKマウント      

 オタクによる、オタクのためのブログにて、興味のあるかたのみ、お付き合いください。それでは、第3回「AF機構修理」編に続き、最終回「テスト撮影」編を開始します。よろしくお願いいたします。

 まずは、チャート図を使用し、素性の確認。条件は、テスト機EOS 5D Mk2、ISO100、オートホワイトバランス、ピクチャースタイルは風景、太陽光にて撮影、三脚使用。Jpeg撮って出し。撮影距離は最短の1m。

 開放f3.3。周辺部は、減光も激しく、解像度も甘いけど、中心解像度はすばらしい。

 続いて、f8。中心、周辺とも、高解像感。文句なし!このブログの写真では、細部まで、確認は困難ですが、実際は、40年も前のレンズとは思えないような性能を発揮しています。なるほど、根強い人気の理由が理解できます!

 暗景作例。真っ暗な中、AFでピントを合わせ(現在のデジカメですら、ピント合わせ不可能な暗闇です)長秒撮影。赤外線アクティブAFの最大のメリット。真の暗闇でも、ピント合わせが可能です!(そんなシチュエーションでは、撮影しないけどね)

 わんこの散歩途中、後ろを振り返ると、ご覧の通り。

 斜逆光作例。散歩道途中にある、コスモス畑。日没寸前。

 トワイライト。

 遠景作例。火力発電所。遠景でも、細部まで解像しています。

 以上が、テスト結果です。いかがでしょう?周辺減光や色にじみ、ゴーストやフレア等など。現代のレンズには、到底及びませんが、嫌いな描写傾向には有りません。

 今回、無事修理も成功し、テスト撮影で、レンズ素性も分かったことでもありますし、このブログのアップと同時に、店頭に陳列する予定だったのですが、なんと、すでに売約が入っているのです。どこに売れて行くのか・・・・・・・・はい。ご想像通りです。

 今回ご紹介した、AUTO CHINON ZOOM 35-70mm レンズは、けっして、ウケ狙いのお試し的なレンズなどではありませんでした。40年も経過した現在のデジタルの世界でも十分実用できるAF技術、描写性能を有する素晴らしいレンズで、しかも、世界中どこの中古市場でも、滅多にお目にかかれないという希少性も相成り、現在でも、根強い人気を誇ります。当時、チノン社が、会社の威信をかけ開発した歴史に残る文化財級のレンズで、今後も大切に保存されるべきレンズだと感じます。(このレンズの発売2年後、かの有名な本格AFシステムを搭載したミノルタα-7000が発売され、各社AF方式を、ミノルタ社と同じTTL位相差検出方式にかじを切り、アクティブAF方式を、他社が追随することは有りませんでした。また、チノン社も、このレンズを最後に後継レンズは開発しませんでした。)

 以上、カメラオタクによるAUTO CHINON ZOOM 35-70mm f:3.3-4.5 AF 修理レポートでした。ここまで、お読みいただいまして誠にありがとうございます。最後に、お約束事項。カメラ分解には、故障や怪我など、それ相応のリスクが伴います。このブログを参考に同じようなことをされたことにより発生する、トラブルや障害には、当方は一切関与いたしません。自己責任の範囲で、お楽しみください。なお、分解工程に関する内容のお問い合わせにも、対応いたしておりません。

「AUTO CHINON ZOOM MC 35-70mm 」入荷編はこちら。

第1回「レンズ清掃」編はこちら。

第2回「AF不具合箇所追求」編はこちら

第3回「AF機構修理」編はこちら

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AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF第3回 AF機構修理 編

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF PKマウント   

 オタクによる、オタクのためのブログにて、興味のあるかたのみ、お付き合いください。第2回 AF不具合箇所追求編に続き、第3回「AF機構修理」編をお届けいたします。よろしくお願いいたします。

 その後、不具合原因が一切わからない日々が続いていますが、まだ諦めてはいません。本日は、公休日。朝からなにげに、基盤が露わになっているレンズを、コーヒーを飲みながら、作業デスクで、ぼーと眺めていました。なぜか、受信センサーから出る、3本の配線(赤・黒・黄)に目がとまり、不思議と胸騒ぎがするのです。その配線は、隣の基盤、真鍮板で覆われた内部が見えない部分に引き込まれている。う~ん。なんか怪しい。今まで、何度もみてきた部分なのに、誰かがそこに視線を誘導するかのごとく、今日は気になるのです。

 そして、その真鍮板には、横長い窓が空いており、同じような部品が3つ並んで配置されています。その部品を、よ~く見てみると、

 視力検査のときのようなCの字になった部品があり、その位置が3つとも、微妙に異なっている。3本の配線に、3つの部品。そのC型の部品はもしかして、回せるのでは?ネジロックされていないが、もしかして、調整パーツ?真鍮板は外すことができないため、3本の配線との関係は、定かでは有りませんが、すでに、オタクの頭の中では、そこが、探し求め続けてきた、調整可能箇所であることを、確信しているのです。なぜなら、さっき誰かが、「そろそろ暗い迷路から開放してやるか」って、お言葉をかけてくださったのが、聞こえたような?もしかしたら、感じたのかも!?そんな不思議な感覚が残っているから。

 今までの経験では、調整パーツは、調整後ネジロックされているのですが、なぜか、ここは、施されていない。なぜだ?可能性として、①そもそも、この部品は調整できる部品ではない。②固定しなくても、ずれることがない部品。③限りなく可能性はゼロですが、製造時にネジロックの施工忘れ。のいずれか。

 しかし、オタクはそこが調整可能箇所と睨んでおり、これ以上、なすすべがない状況でもあることから、故障リスクを顧みず、賭けに出るこにしました。

 もとに戻せるよう、しっかりと部品の位置にマークします。3箇所の内、1箇所だけ、他の2箇所と大きく位置が異なる左端のC型金具を反時計回りにとりあえず、約30°くらい回し、組み立ててみます。そして、いざテスト。遠くの被写体にレンズを向け、AFボタンを押します。なんと、あっさりと合焦するではありませんか!

 やったぞオタク!でかした!オタク!

 ネジロックが施されて無かったから、調整箇所とは、気づかなかったよ。しかし!今度は、いままで、ジャスピンで合焦していた被写体位置(10m以内)のピントがずれてしまっている。も~。

 その後、こっちを、これくらい動かかすと、何がどうなるから・・・・・・今度はこっちをここにして、あっちをこうしたら、今度はこうなった、などと言いながら3つのC型パーツの調整作業を根気よく続けます。ですが、幾度繰り返しても、上手く行かず、調整パタンが無数にあることに改めて、これはまずいと思い始め、涙目のオタクです。(涙)

 それでも、なにかに取り憑かれたかのように、昼食などそっちのけで、調整と組立て、そしてテストの繰り返し。

 次の休日、なんとか調整が上手くいき、修理が完了しました。調整作業だけに、のべ、2日分の休日、軽く、10時間は費やしています。(よ~やるわ!)完成時、歓喜よりも、やっと終わったとの安堵というか、これで調整作業から開放される、との気持ちのほうが大きかったです。で、結局、真ん中と、右端のC型金具は、弄る前の位置が正解だった様で、左のC型金具の位置がずれたことよって、∞位置にレンズが動かなくなっていたのでした。残り、2つのC型部品が、各々、何をどう制御しているかは、全く不明のままです。

 時間はかかりましたが、なんとか、修理が終わり、問題なく使用できるレンズに蘇りました。今回の修理は、不具合箇所が、比較的浅い場所だったため、また、前回修理した同社の50mmAFレンズに構造が似ていたため、分解自体難しいところは無かったです。機械的不具合ならともかく、電気的な不具合は、私にはハードルが高く、見抜くのが困難であることに、改めて気付かされました。今回は、たまたま感が強く、運が良かっただけのことかな。

 この後、レンズを持ち出し、テスト撮影を敢行します。次回、その結果をご報告させていただくのですが、日本カメラ1983年3月号(CE-5テストレポート)にこのレンズの詳しい撮影テスト結果が掲載されています。その記事によると、写りは抜群とのこと。ですが40年も前のレポートにて、現在のデジカメでどれほど、通用するのかが実に楽しみです。ここまで、読み進めて頂きまして、誠にありがとうございます。次回、「テスト撮影」編で最終回になりますが、もうしばらくお付き合いいただけましたら、幸いです。

 でも、さっきの声、何だったのだろう?

【注意事項】当たり前のことですが、たまたま修理に成功したから、ブログにアップしているのであって、過去のブログもそうですが、便宜上、毎回修理に成功しているかのような構成になっています。本当のところは、1つの成功の裏に、9つの失敗があることを、告白しておきますね。私に修理をさせる目的で、レンズを当店に持ち込む行為は、厳にお断りいたします。十中八九、失敗するのですから。レンズ修理は、私オタクの趣味であり、生業ではございません。修理のレベルは、業者様の足元にも及ばないことも、明言しておきます。

 ・第4回「テスト撮影」編はこちら

※ブログをアップ次第、リンクを貼り付けていきます。

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第2回「AF不具合箇所追求」編はこちら

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AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF第2回 AF不具合箇所追求編

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF PKマウント   

 オタクによる、オタクのためのブログにて、興味のあるかたのみ、お付き合いください。それでは、「レンズ清掃」編に続き、第2回「AF不具合箇所追求」編を開始します。よろしくお願いいたします。     

 まずは、このレンズのAF機構である、アクティブ方AFについて、調べてみました。下図は、アクティブ式AFの原理図です。主に、コンパクトカメラ(俗にうばかチョンカメラ)に搭載されていた(過去形)AF方式なんだそうです。詳しくは、キヤノン㈱当山さん、ミノルタ㈱浜田さんにより、1995年応用物理学会に、報告されたオートフォーカスに関する解説書の内容を流用します。

 赤外線投光部から出た赤外線が被写体から反射し戻ってくる位置を検出し、距離Lを求める。投光部と受光センサーとの距離をB、受光部とその前にあるレンズとの距離をf、被写体からの反射位置をXとすると、L=Bf/X で被写体までの距離を測定できるのだそうです。ふ~ん。と、言うことは、4つの数値の内、Bとfは固定数値なので、求める数値、距離Lは、受信センサー上の、∞被写体からの反射位置と、被写体からの反射位置Xの距離を読み取り、演算することになります。では、そのセンサー上の距離を、求めてみましょう。Bの数値は実測で、6cm。fの数値は同様に実測1.2cm。仮に被写体までの距離を10mとすると、Xの値は、0.072mmということになります。恐ろしく精密なセンサーであることがわかりますね。1/100mmの距離(長さ)を認識できているということ。センサー部は、上下左右に調整できるようになっており、各々の調整部位は、ネジロックされています。ここをさわれば、機器無しでは、調整などできようもないことが、容易に理解できます。絶対にアンタッチャブルなのです。さわらなくてよかった(汗)。ふー。

 演算された情報は、アクチュエーターに送られ、モーターを作動させ、合焦させる仕組みだと、理解は、できました。

 大きなAFモーターの手前にある部品が、赤外線照射ユニットなのですが、調整後、ネジロックが施されています。(上の写真)

 続いて赤外線受信センサー(目玉レンズの奥にある黒く丸い部品)ここで、センサーの上下が調整され、ネジロックが施されています。(上の写真)

 AFの精度確認。このレンズは、1m~∞までをAF制御するらしいのですが、10mくらいから∞までは、AFで、レンズが動かない。しかし、MFでは、∞にピントが来ていることから、フランジバッグは問題が無いと判断。逆に、1m~10mくらいまでの、AF精度は、40年前の技術とは、思えないほど正確。従い、赤外線ユニットに不具合は考えられない。残るは、アクチュエーターの不具合のみ。

 AFの原理と、現不具合症状から、不具合箇所に、あたりはついたものの、不具合があるであろう、基盤を眺めながら、途方に暮れる時間が流れます。この基盤のどこに? っで、それをどうやって、調べ、調整すればいいの?トホホ・・・・

 上の写真の中央にある、ネジロックされたマイナスネジは、赤外線受信センサーの前後を調整するための部位です。

 基盤にハンダで固定されている抵抗モジュールやICチップ、配線に不具合が無いか、全パーツをチェックの上、接点復活剤で、メンテしていきます。特段、ハンダ不良箇所のような箇所は認められません。ここで、一応念のため、一回組立てて、動作を確認してみます。しかし、結果に変化なし。当たり前だな(苦笑)。

 外は、すでに夕焼け空。いや、雨が上がったばかりで、光が差し、虹がかかっている。あぁ。今日も1日、何の成果もないまま休日が終わっていくのか。なんともはや・・・・晩酌のお酒も全く美味くない。

 修理作業は一旦中断です。このあと数日間、AFの原理や、レンズの分解レポートなど、原因のヒントを求めネット上を、さまよいますが、これという成果もなく、時間だけが過ぎていき、すでに、諦めモードに突入しています。だって、プロの修理業者様でも、その修理を断るくらいですから。いつもにも増して、敗北感が、猛烈に押し寄せてきています。

 数日後、不思議なことに、修理作業中に、不思議な声を聞くことになるのですが、果たして修理は上手くいくのか?それとも、このまま原因不明で、終わってしまうのか?第3回「AF機構修理」編ブログをお楽しみに!

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第1回「レンズ清掃」編はこちら。

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AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF第1回 レンズ清掃編

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 オタクによる、オタクのためのブログにて、興味のあるかたのみ、お付き合いください。それでは、このレンズの入荷経緯について記した初回記事に続き、第1回「レンズ清掃」編を開始します。よろしくお願いいたします。

 不具合箇所の症状を詳しく観察していきます。まず、レンズ内部。カビクモリ有りとのことですが、強力なLEDライトで、内部照射して、それを認めます。張り合わせレンズの無い、7群7枚構成のレンズであることが判明し、安堵。前玉繰り出し式のフォーカスレンズで、カビのあるレンズが、ヘリコイドの回転に合わせ、くるくる動いているので、カビは前玉にあるようです。早速、レンズ先端部から、分解作業を開始します。

 名盤は金属製で、ネジ込み固定されていました。続いて、見えるカニ目を回すと、簡単にレンズが外れていきます。

 前玉の、ガラスは合計3枚。3枚目の内側にカビとクモリが有りましたが、クリーニングして簡単に除去完了。コーティングへの影響も有りませんでした。

 内部に、しぼりユニットとその前側にレンズが見えますが、不具合が無いため、手を付けず、後ろ玉もきれいだったので、レンズクリーニングは、これで終了です。

 しかし、このレンズ。フランジバッグを調整する箇所が前玉部分には見当たらなかったな。今回は、∞位置でのピントに問題は無いため、調整は不要ではあったのだけれども。

 作業は慎重を期すため、焦らず、確実に進めていくことにします。本日の作業はここまでとし、次回は、いよいよAFの不具合原因に迫っていきます。ここまでは、順調です。さて、うまくいくのか!? 次回、第2回「AF不具合箇所追求」編をお楽しみに!

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AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF 入荷!

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF PKマウント      

 皆さんこんにちは!本日は、CHINON社製のレアなAFレンズが入荷しましたので、ご案内させていただきます。(このレンズの諸元に関しては、asahi-netさんのページに詳しく掲載されています。)

 元所有者様のお話によると、レンズ内部にカビとクモリ箇所があるとのこと。AFも近距離(概ね10mくらいまでは)は問題ないが、無限遠には、レンズが動かず、AFできないとのことでした。長い間、待ち続け、やっと某オークションサイトで見つけ、動作未確認のジャンク扱いのレンズを、競い合い、大枚はたいて、落札されたそうです。聞けば、片道3時間はかかるだろう、お所より、ご来店頂いているご様子。なぜ当店へ?と尋ねると、ブログを見て、来店されたとのこと。嫌な予感が・・・・・

 以前、当店に入荷した、チノン製の50mmのAFレンズ(過去ブログ)も、ブログを見たというお客さまが、カメラオタクこと、私に、修理させるという計画で、持ち込まれたことがあったのですが、そのことを思い出していました。そんな酷いことをするお客様には見えませんでしたが、念のため、当店は修理会社ではないので、修理はできない、ジャンク品として、そのまま販売させて頂くが、よろしいかと、尋ねたときでした。大阪の◯◯修理サービスでも修理を断られ、途方にくれていたときに、当店のブログに辿り着き、ダメモトで来店したんだと、白状されました。やっぱり。プロができないと断った内容を、素人の私ごときができるわけもなく、今回は、はっきりと修理はお断りさせていただき、ジャンク品として、(すんなり、お売りいただいたことに、いささか違和感を感じながら)お買取させていただきました。誠にありがとうございます。(所有者様の視線に一抹の期待感のようなものを感じたのですが、気づかなかったことにしています。いや、知りません)

 カメラオタクは、このレンズ初めてお目にします。ぱっと見、CHINON社製の AF 50mm レンズ(上の写真左側・オタク個人所有レンズ)によく似ていますが、こちらは、ズームレンズです。実際に、テスト機(EOS5D2)にマウントしてみると、元所有者様がおっしゃっていた通り、無限にAFでピントを合わせることができないようです。しかし、MFで無限位置まで、ピントヘリコイドを回すと、ピントは合っています。フランジバッグは、狂っていないようでした。全く修理するつもりなど無かった(正確には、修理などできるはずもない)のに、症状を確認し終わるころには、何故か、修理欲がふつふつと、湧き上がってきていることに気づくオタクなのでした。(やばっ!病気だな)

 調べれば、主に、欧州に向けに輸出するため、製造販売されていたようで、国内での販売台数は、極端に少なく、経年の関係から、正常作動する同レンズは、文化財級の貴重なレンズのようです。なんとかならないか、との気持ちから、無謀にも修理業者が断念した不具合レンズの修理に、挑む覚悟の、オタクなのです。これから始まる、長く暗いジャンク道を、幾日もの休日を費やしながら、一人もがき歩く様子を、ご覧ください。次回、第1回「レンズ清掃」編ブログから、修理の様子をご報告していきます。乞うご期待あれ!

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カメラ用ミラーレンズ入荷

 シグマ ミラーレンズ 600mm f8 CanonFDマウント が入荷しました。光学系ミラーに汚れが有りますが、躯体は目立つキズなど無く、きれいです。

 現在、店頭で販売している長期在庫の価格見直しを実施しました!この機会に是非お買い求めくださいませ。大幅値下げを敢行しています!

 

 満Qでは、ご不要になった様々なものの買取を行っております。出張買取、遺品整理、不要品処分など、何なりとお申し付け下さい。法的に行えない作業では、関係機関と連携し、お客さまの利便性向上に努めます。不要とする方から、必要とされる方への橋渡し。我々満Qの使命です!従業員一同皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

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カメラ用望遠レンズ入荷

 シグマ AF APO 500mm f4.5 Canon EFマウント用 が入荷しました!商品状態は良好で、動作確認済みです。

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アクティブカメラ ゴープロが入荷!

 アクティブカメラ Go Pro HER07 が入荷致しました。

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RICOH XR-1000S 「スクープアイ」 入荷!

 皆さんこんにちは。本日は、珍しいフィルムカメラが入荷しましたので、ご案内させていただきます。

 このカメラ、1980年代初頭に、リコー社から発売されたカメラで、付属するレンズは、世界初の1眼レフカメラ用単焦点AFレンズなのです。このレンズと、同社のカメラをセットにして、当時「スクープアイ」と称し、大々的に販売されたカメラのようです。しかし、MF全盛期にあって、巷では、「ピントは手動で合わせた方が早いや」って感じで、受け入れられなかったみたいです。お陰で、生産数は少なく、現在でも、正常に稼働する個体は中古市場になかなか、出てきません。レアなレンズということになります。

 今回のセット内容は、カメラ本体(XR-1000S)、レンズ(AF RIKENON 50mm f2)、ワインダー、ストロボ、純正ストラップと、取説の、フル装備品になります。

 各機器の状態は、経年を考慮しても、かなり綺麗な部類に入ります。しかも、全機能、正常に作動しています。さすがにモルトの交換は必要でしたが、貴重なカメラでしたので、販売前に実写テストを、実施しています。

 フィルムはDPN センチュリア400(2009年に期限が切れたフィルム)を使用しています。

 期限切れフィルムにて、カラーバランスは狂っていますが、しっかりと、写っていることから、機器の精度も問題ないと判断しました。様々なシャッター速度でテストし、ストロボ使用でも適正露出で写せています。

 動作確認まで取れている同カメラは、中古市場でも、見ないものです。デジカメ全盛期のこの頃ですが、デジカメでは表現できないフィルム特有の味わいは、今だからこそですが、新鮮ですよ。取説も付属しているため、フィルムカメラは初めてだという方でも、安心してご使用いただけます。興味を持たれた方は、ぜひ当店へお越し下さい。実際に、触っていただくことも可能です。貴重なカメラなので、ネットでも同時に販売しております。お急ぎ下さい。従業員一同皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

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NEW FD 35-70mm f4 AF 改造整備記録詳細編 高知市リサイクルショップ お宝市場 満Q

皆さんこんにちは。本日は、過去のレンズ整備・備忘録記事の詳細が知りたいとの声をお客様から多数頂いたので、記録していた写真を拾い集め、記憶のかぎりを明記しようと思います。リサイクルショップ店員である、私ことカメラオタクによる、オタクのために配信するかなりオタッキーな内容にて、興味の有る方のみお付き合い下さい。それでは、第2回「canon NEW FD 35-70mm f4 AF」分解整備詳細編を始めます。よろしくお願いいたします。

 ジャンク品として当店に入荷した、このレンズの詳細に関しては、過去記事を御覧ください。本日は、整備の際に注意しないといけない内容、各種調整の方法を詳しくご説明していきますね。(分解工程は、ネット上に多数アップされていますので、そちらを参照して下さい。)

 まずは、触ってはいけない箇所をご紹介致します。

 レンズ先端部にある、白いカニ目のあるリング。外してしまうと上の写真のように、部品がバラバラと落ちてきます。復旧にはどえらい時間を要しました。触る必要のない箇所です。スルーしましょう。

(接着箇所は全部で4箇所あり、写真の個体では、赤丸部分の2箇所が破損している。)

 続いて、電池室の底部分。電池BOXの出し入れ時の衝撃で、躯体プラスチック部分の接着箇所(写真赤丸部分)が破損している個体が多いのですが、分解ついでにエポキシ系接着剤で、ガチガチに固定しておきます。

(ネジの周りの樹脂スペーサーが崩壊し、ネジは溝の中で、ぐらついています。)

 AFユニットを取り外したレンズ躯体内部。3種類のネジが見えています。それぞれ、前玉レンズユニット③と中玉レンズユニット②を支持しているネジ、ズーム機能を支持しているネジ①です。よく観察すると、そのネジの周りに本来ならある樹脂スペーサーが、経年で崩壊して、グリスと混ざり、粘土状のゴミとなり、溝の端に堆積しています。

 このコロの周りにあったはずの、樹脂スペーサーがなくなっていると、ネジにより支持されている各レンズユニットが、躯体の中でぐらつきます。そのため、ピント精度が著しく低下してしまうのです。

(ネジの周りにスペーサーをはめ込んで修繕)

 ネジは3種類とも、大きさが異なるため、それぞれに合ったスペーサーを、他のレンズから流用したり、工業製品の中から、サイズの近いものを選び、調整加工したりと、とにかく、なんとかして、確保します。サイズはシビアで、わずかでも、溝とネジの間に隙間ができると、ピント精度は低下します。

  次は中玉レンズユニット。赤丸のネジ3箇所(1箇所は写真には写っていない)で、固定されていて、そのネジの締め具合で、位置調整されています。中玉レンズユニット、後玉レンズユニットは、ガラスにカビなどがなければ、わざわざ分解する必要はありません。少々のカビならば、触りたくない箇所になります。

 取り外した中玉レンズユニット。裏側には、リングバネがありバネ圧で位置を調整する構造になっています。一回分解してしまうと、必ず調整が必要であることが分かります。それでは、中玉レンズユニットの位置調整方法を。ひとまず、中玉以降のレンズの清掃が終了すれば、ユニットを元通り、3本のネジで躯体に固定しておきます。その際、ネジは3本とも最後までねじ込んでおきます。締め付けておきます。

 写真のように、前玉レンズユニットも元通り躯体に戻し、カメラにマウントします。ライブビューで遠景を見ながら、ピントリングを回し、ピントが合う箇所があるかどうかを、確認します。中玉レンズユニットの位置が所定の場所でなければ、どこにもピントが合わないはずです。中玉レンズユニットのネジの締め具合を徐々に緩めながら、何回か同じ作業を繰り返し、ピントの合う箇所を探り当てます。これで、中玉レンズユニットの位置調整は完了です。確か、それほど難しい作業ではなかったはずです。 

 

 次は、最難関のズーム機構の調整です。このレンズ、バリフォーカルレンズではなく、ズームレンズです。つまり、例えば焦点距離70mmでピントを合わせたあと、焦点距離を35mmにしても、ピントは合ったままになるレンズなのです。この、ズームピントの調整方法は、実は解明できていません。(いい加減な内容で、申し訳ありません)

 しかし!調整箇所はわかっています。先に掲示したレンズ躯体内部の写真にあるネジ①をよく観察して下さい。一番大きなネジで、ネジの周りにある金色の円盤にカニ目があります。ですが、ネジはその円盤の中心ではなく、片方にズレていますね。その円盤を回転させることにより、調整する構造になっています。

 樹脂スペーサーを予めセットした状態で、中玉レンズユニットの位置調整のときのように、前玉レンズユニットを組戻し、カメラにマウントして、遠景にピントをあわせます。ネジは両方とも、緩めておき、ズームリングを回しながら、両方の円盤の位置をいろいろと回転させ、ズームしても、ピントがズレないポイントを探っていきます。とにかく、私の場合は、いじくりまくり、偶然的に調整ができました。何を、どうすれば上手くいくのかは、結局分からずですが、調整箇所はココで間違いありません。皆さんも、根気よく挑戦してみて下さい。(笑)

 そして最終工程、フランジバッグの調整方法です。AFユニット、前玉レンズユニットを組戻し、赤丸位置にあるネジ3本をゆるく締めておきます。AF機構で、遠景にピントを合わせ、その後、ライブビューで画面を見ながら、前玉レンズユニットをゆっくりと回し、ピントを合わせます。(機械のAFと、レンズのピント位置を合致する工程)ピントが合った場所で、3本のネジを本締めして、作業完了です。このフランジバッグ調整は、マウントアダプターごとに調整が必要です。つまり、マウントアダプターの精度が個々で狂っているからです。

 整備が完了した2本のレンズの内、1本はFDマウントからEFマウントに改造し、海外製の第6世代たんぽぽチップを、装着してあります。チップ内のデータも書き換え、35mm f4レンズとして、イグジフデータも入手できます。もはやFDレンズではなく、EFレンズと言えるほどの仕上がりがお気に入りのレンズです!マウントアダプターを使用しなくても良いため、レンズ本来の映りを楽しむことができるようになりました。(FD-EFマウントアダプターには、補正レンズが組み込まれており、画角も解像度も変化してしまいます)

 最後に、レンズチャートによるテスト画像をご覧ください。テスト機はEOS5D2で三脚使用、自然光、セルタイマー撮影。ISO 100 ピクチャースタイルは風景、ホワイトバランスはオート。撮影距離 1m AFで合焦させました。

70mm f4
70mm f8
35mm f4
35mm f8

 開放値では、映りが甘いですが文句はありません。優秀です。AF速度や作動音、精度は、現在の技術には、到底及びませんがAF時代黎明期に登場した文化遺産的なこのレンズ。現在でも、正常に動作することの意味は決して小さくないと判断しています。

 以上が整備記録の全てです。いかがでしたでしょうか。調整方法さえ、解明できていたら、決して難しい作業ではありません。ネット上には、分解フローがアップされていますが、それを真似して分解したならば、組戻し時の各種調整方法が分からず、おそらく使えないレンズになっていることでしょう。この記事が、そんなレンズたちを再び、復活させるための参考になれば、嬉しいです。

 整備が終了してから、かなりの時間が経過しており、記憶に間違いがあるかもしれません。今回の記事は参考程度にとどめておいて下さい。なお、改造に使用したマウントは海外から個人輸入したものですが、すでに販売は終了しているようです。たんぽぽチップは代を重ね、現在、アマゾンやアリババなどで、第9世代が販売されていました。(第6世代以降のたんぽぽチップは、レンズの焦点距離情報と、開放F値を任意の数値に変更することができますが、変更方法に関しては、いずれ公開します。それ以前のチップは焦点距離 50mm f1.4 固定になっているはずです。)

 最後に、お約束事項。改造・分解には、故障や怪我など、それ相応のリスクが伴います。このブログを参考に同じようなことをされたことにより発生する、トラブルや障害には、当方は一切関与いたしません。自己責任の範囲で、お楽しみください。

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CHINON 35F-MA /INFRAFOCUS試写結果 高知市 リサイクルショップ お宝市場満Q 葛島店

CHINON INFRAFOCUS 35F-MA 

 皆さん、こんにちは。本日は整備が完了した、希少なフィルムコンパクトAFカメラでの試写結果を発表させていただきます。

 リサイクルショップ店員である、私ことカメラオタクによる、オタクのために配信するかなりオタッキーな内容にて、興味の有る方のみお付き合い下さい。それでは、第2回「CHINON INFRAFOCUS 35F-MA 試写結果報告」編を始めます。よろしくお願いいたします。

一瞬、問題ないように見えます。が・・・・・

 

四隅が流れています。

 御覧ください。このひどい解像度を!ぱっと見、まともに写っているように見えますが、どこにも、ピントが合っていません。四隅も流れています。(涙)やはり!レンズの向きが逆さまのようですね。

解像度不足です。

 ち~ん!はい、やり直し!再分解整備の始まりです。トホホ・・・・ここまで、フィルム代、現像代、画像データ化台、合わせて3,500円也!全てパー。(悲)

 再整備を終わらせ、気を取り直し、後日、再度試写実行!経費のことを考え、フィルム代金をケチり、店にある期限切れフィルム(商品)を使用することに!使用期限は1997年9月。実に25年も経過したフィルムです。一抹の不安を覚えたものの、テスト撮影敢行です!

期限切れフィルム コニカLV100

 ちょっと脱線します。昨今のフィルム写真活動は、お金がかかる趣味となりましたね。フィルムも一定程度の需要はあるものの、使用人口の大幅な減少に伴い、製造本数も減少し、価格が高騰しています。現在、フィルム代は全盛期の2倍を超えています。期限切れフィルムでも、ちゃんと写せるという知識は持ち合わせていたものですから、店舗でも販売はしておりました。しかし!使用方法に一工夫が必要であることは、全く知りませんでした。とにかく、何も考えずに、そのまま期限切れフィルムで撮影した試写結果をご覧ください。

露光不足。
何が写っているのかするわからない。

 レンズの向きが上手くいったかどうかの確認すらできません。完全に露光不足。ほとんどのカットは、真っ暗で、この2カットだけ、かろうじて写ってたって感じ。一瞬、再分解の際に、カメラ内の露出計を壊してしまったのかと思いました。カメラのシャッター速度が、明るさに応じ変化していることを確認したので、カメラの故障ではなさそうです。やはり、フィルムのせいか!と、がっかり!。安物買いの銭失いとは、まさにこのことだな。なんて後悔しながら、店舗のフィルムの廃棄のことを考えていました。

 念のため、期限切れフィルムについてググってみると、期限切れフィルムの使用には、コツが必要であるとのこと。そのコツとは、露出補正!経年に伴い、公証ISO感度が低下するんだそうだ。期限切れ10年で+1補正必要。そうだったのか!なので、あんな真っ暗な写真になってしまったんだな。25年も経過していたということは、本来なら+2.5で撮影しないといけないことになる。うん~納得!これはこれで、いい勉強になりました!

 今回は、その知識を活かし、3度目の試写です!御覧ください。

近景作例。コントラスト、解像度文句なし!
中景作例。発色もいい感じです。
遠景作例。問題なし!
歪曲は非常に少ないです。いいレンズです!

 いかがでしょうか?使用期限 2014年 9月 (ISO 800) のフィルムで、粒状感は目に付きますが、解像度もバッチリで、発色もよく、いい感じに写っています。この CHINONEX 38mm f2.8 レンズですが、優秀ですね。前所有者様が、写りは抜群とおっしゃっていらしたことを思い出しました。納得!

 やっとの事で、素人整備の結果を確認できました(フィルムカメラは、確認までに、かなりの時間が掛かるにも関わらず、無駄な回り道を幾度も繰り返したため)。整備は概ね成功かなぁ、試写結果もまずまず良好と言っても許されるでしょう。休日が4日も潰れてしまい、正直、採算は取れませんが、整備品を所有される次の所有者様に喜んでいただければ、本望です!末永く大切にされることを切望致します。

 それでは、店頭で販売を開始致します。買取価格に、整備費用、試写費用(もちろん1回分だけ)を加算させていただきますね。国内ではめったに流通しない希少なカメラであること、ちゃんと写ること、また写りがいいことを考えると、興味のあるかたは、買いでしょう。ヤフオク、メルカリで、過去5年の取引履歴を見ても整備済モデルは、出てきません。それどころか、動作未確認のジャンク扱いですら、年2回も取引されていません。本物のレアモノです!付属品は、専用レンズキャップと専用カメラケースとストラップです!それでは、ご検討をお願いいたします。

以上、カメラオタクによるフィルムカメラ整備レポートでした。ここまで、お読みいただいまして誠にありがとうございます。最後に、お約束事項。カメラ分解には、故障や怪我など、それ相応のリスクが伴います。このブログを参考に同じようなことをされたことにより発生する、トラブルや障害には、当方は一切関与いたしません。自己責任の範囲で、お楽しみください。

chinon 35F-MA INFRAFOCUS 整備記録記事はこちら

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