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OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-ZOOM 35〜70mm F4 第3回「レンズ改造」編

OLYMPUS ZUIKO AUTO-ZOOM 35-70mm F4AF OMマウント

 皆さんこんにちは。第2回「レンズ清掃」編に続き、第3回「レンズ改造」編をお届けいたします。オタクによるオタクのためのブログにて、興味のある方のみお付き合いください。それでは、よろしくお願いいたします。

 このレンズ、マウントアダプターを装着していない状態なら、スイッチを入れると、AFが動作します。つまり、機器の故障では無いということ。ではなぜ、アダプターを装着すると、動かないのか。原理は不明。しかし、動かなくするなにかが、あるに違いありません。詳しく観察します。

 装着時、マウントアダプターの爪は、レンズのしぼり連動ピンを動かしながら、所定の場所まで、回ります。装着前と装着後の違いは、そこだけ。しぼり連動ピンが、動くことによってAFが動かなくなるようです。アダプターの、その動きは、本来カメラが行う動作であり、そうしないと、撮影時しぼり幕をコントロールできなくなります。

 レンズに有るしぼり連動ピン(赤丸印)はマウントアダプターに有る爪(矢印)によって、所定の場所まで、動かされます。

 アダプター装着完了後(上の写真)のマウント部。カメラ装着時(アダプター装着時)、しぼり連動ピンは写真の位置に無いと、しぼりのコントロールができません。アダプターの爪を研削すれば、EOSに装着しても、AFは作動すると思われます。しかし、しぼり開放でしか、撮影できないです。

 AFが動かなくなる原因は、分かりました。しかし、対処の方法は思い浮かばず。ん~、もうちょっとなのに!仕方ない、マウント部の分解方法を、ネット検索だ!

 あれから、数日後。意を決し、マウント部の分解作業を敢行します。もちろん、同レンズの分解行程など、どこにもなく、仕方ないので、OMシステムのマウント部分解記事を、読み漁りました。いくつかのトラップに注意しながら、慎重にことを進めよとの進言に従います。

 恐る恐るパーツを外していきます。初めてのOMマウントの分解。キャノン社とは、随分と構造が違いますね。しぼり連動ピンの全容が露わになっています。(上の写真)スプリングに繋がれ、ピンが動いても、スプリングの力で元の位置に戻る仕組みのようです。配線などは見えません。もう少し、進みます。

 しぼり連動ピンに繋がるスプリングを外し、連動ピンを引き抜いてみました。すると、連動ピンの下から、電子接点(金色の部分)部分が出てきました。(上の写真)

 しぼり連動ピンの裏にも、細いアーム上の電子接点が4本。なるほど、電気的に、マウントされたカメラが、OM30かどうかを認識しているのだな。もう少し詳しく観察すると。しぼり連動ピン裏の電子接点は、カメラにマウントされていないときは、もう一つの電子接点に触れていません。(電子接点同士が触れていなければ、レンズ単体でもAFは作動する)カメラにマウント(アダプター取付)されると、しぼり連動ピンが動き、接点同士が接触し、カメラ情報がレンズに伝達されるようです。

 まとめると、レンズにカメラがマウント(接続)されると、しぼり連動ピンが、あるべき位置に移動し、しぼりコントロールできるようになる。と、同時に、電気的通信によって、接続されたカメラ(OM30)を認識し、AFを動作させることができるようになる。仕組みのようです。(あくまでも個人的見立てです。)

 と言うことは、マウントアダプターの接続後、電気的通信ができないようにすればいいだけのこと。しぼり連動ピン裏の電子接点を撤去するのが簡単なのですが、可逆的改造とするため、もう一つの接点をマスク(通信不能な状態にする)するとこにしました。

 結果は。・・・・・・・・・・・・OK!

 マウントアダプターを装着しても、AFが作動しました!(EOSにマウントしても、AF機能を発揮したのです!)大した分解行程も必要とせず、作業自体は実に簡単なものでした。この事実は、多くの方に朗報となるのではないでしょうか。今まで、OM30以外では、使い道が限られていたレンズなのに、マウントアダプター経由で、各社ミラーレスカメラでAFレンズとして、使用することができるようになるのです。使用することなくこのレンズを眠らせていらっしゃる方は、是非とも、プチ改造を施した上で、現代のデジタル時代に蘇らせてはいかがでしょうか。

 当店には、ここ2年ほどの間に、1980年代前半(ミノルタα-7000発売前)に登場したAF黎明期のレンズが、このオリンパス社のレンズを含め、合計6本入荷しました。(6本とも、EOSで使用できるよう、整備・改造して販売いたしました)

当店に過去入荷した黎明期のレンズたちの整備・改造記録記事

RICOH AF RIKENON 50mm F2

AF AUTO CHINON 50mm F1.7

COSINA AF ZOOM 28-70mm

NEW FD 35-70mm f4 AF

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF 

 ミノルタα-7000発売以前のAFレンズは、全部で7種類あるとのことで、残すは、PENTAX社から発売された世界初のTTL AFシステムカメラとセットで販売されたレンズだけです。

 このレンズは、asahi.netさんの情報によると、レンズにモーターや電池BOXを備えているが、カメラ内でのTTL AF検出とのこと。EOSでAFレンズとして、使用することは難しそうです。ですが、一度見てみたいです。もし、ご使用されていない、同レンズをお持ちのお客様は、是非とも当店にお売り下さいませ。よろしくお願いいたします。

 ここまで、読み進めていただきまして、誠にありがとうございます。修理?改造?が終わったこのレンズを持ち出し試し撮りをしていきます。次回、テスト結果を公表いたします。さぁどのような素性を持つレンズなのでしょうか。乞うご期待あれ。

※ブログをアップ次第、リンクを貼り付けていきます。

第1回「レンズ入荷」編はこちら

第2回「レンズ清掃」編はこちら

第4回「テスト撮影」編はこちら

 満Qでは従業員一同、皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

営業時間 10:00~21:00   買取 10:00~19:00                              TEL 088-882-3907 

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OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-ZOOM 35〜70mm F4 第2回「レンズ清掃」編

OLYMPUS ZUIKO AUTO-ZOOM 35-70mm F4AF OMマウント

 皆さんこんにちは。第1回「入荷」編に続き、「レンズ清掃」編をお届けいたします。オタクによるオタクのためのブログにて、興味のある方のみお付き合いください。それでは、よろしくお願いいたします。

 あれから数日後、マウントアダプター(OM-EF)が届き、早速、取り付けてみます。天位置こそ、ズレていますが、ガタなど無く、しっくりきています。

 ですが・・・・・・・・・AFが作動しません!なんで?電池を交換しても、動かない。レンズを装着したり、外したり。何度繰り返すも、やっぱり、AFは動かない。でも、マウントアダプターを外すと動くんだよな。なんだ、やっぱりOM30専用のAFレンズかぁ。がっかりだ。(がっかり度合いは、「札幌の時計台」に匹敵しています)開始10分で、またもや戦意喪失。

 しかし、諦めが悪いのは、私オタクの最大のポイントでございます。

 

 いつもお世話になっている asahi-net さんの情報(上の画像)によると、レンズ単体で、AF検知とある。OM30専用レンズではあるが、たしかに、レンズ単体では、動作してた。なのに、マウントアダプターを装着すると、動かない。OM30以外のカメラに装着されたと、レンズが認識しているからなんだろうな。しかし!専用のトリガーコードとやらを、使えば、AFを作動させることができると、書いてあるではないか!早速、ネット検索。でも、このトリガーコード、希少なもののようで、どこにも売ってない。(涙)

 後日、やっとなんとか見つけ出しだしたのに・・・・・・・お値段異常。定価を超えているではありませんか!選択肢はこれ一択なのに!まさに足元見られるとは、このことだよな。(需要と供給のバランスで価格は決まるのであって、ボッタクリではございません。念のため)

 数日後。届いたトリガーコードはこれ。やっと、これで、EOSで使える。・・・・・・・・・・ん?動かないじゃないか💢!コードをレンズに接続し、スイッチを入れても、うんともすんとも言わない。ちくしょー!またか。どうやら、「OMワインダーとレンズを」トリガーコードで接続すれば、OM30以外のカメラでも、AFを作動させることができる。と言う意味だったらしい。asahi-net さん、カッコの部分を省略するなよ!OMワインダーは、オリンパスのカメラにしか、装着できない。つまり、EOSでは、AFレンズとして、使用できないということ。「札幌の時計台」どころか、「長崎のオランダ坂」なみにがっかりだ!

 仕方ない!レンズ清掃を済ませ、普通に販売することにします。(しかし!内心、まだ諦めてはいないオタクなのです)

 レンズ後ろ玉付近にカビか汚れを確認します。

 しかし、後ろ玉。ガラスレンズではなく、プリズムが配置されています。このプリズムで、入射光の一部を分離し、レンズ下部のセンサーに光を送り、位相差AFを実現しているようです。どの機器もそうですが、センサー部分は、アンタッチャブルが基本です。調整用機器が無い限り、一度分解したセンサー部分は、元の精度を維持できないです。しかも、触ったこともない、OMシステムのマウント部。そこは触るな!神のお告げにて、マウント部からの分解は諦めます。

 気を取り直しレンズ先端から、分解を開始。名盤を治具で外します。前玉4群4枚(写真右は名盤、真ん中が1枚目、左はガラスが3枚アッセンブリされています)は、簡単に取り出せました。躯体内部に見えているのが、しぼりユニット直前に配置された5枚目のレンズですが、このレンズは綺麗で、汚れはどうやら、しぼりユニットより奥の6枚目レンズか7枚目レンズのようで、5枚目以降、前からはアクセス不能です。トドメを刺され「高知はりまや橋」を超える、がっかり感です!

 と、言うことは、つまり、入荷したときの状態から、なにも改善できていないことになるのか?はい。その通りですね!

 諦めの悪いオタクは、考えています。レンズ単体で、AFを完結しているのだから、他のカメラでも使えるはずだと。でも、なんで動かないの?今回はここまでとし、次回「レンズ改造」編へ続きます。果たして、EOS用AFレンズに仕立て上げることができるのか。次回をお楽しみに!

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OLYMPUS OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-ZOOM 35〜70mm F4 第1回「レンズ入荷」編

 皆さんこんにちは。本日は、オリンパス社製のレアなAFレンズが入荷しましたので、ご案内させていただきます。元所有者様が、もし必要とする方がいるならと、わざわざ、当店にお持ち込み頂いたものです。他に、SMCタクマーなど多数ありました。ありがとうございました。その思いに今度は、我々が次の所有者様に引き継ぐため、責任を持って全力でサポートさせていただきます。

 ここからは、カメラオタクによる、カメラオタクのためのブログにて、興味のあるかたのみ、お付き合いください。それでは、開始します。よろしくお願いいたします。

 持ち込まれたレンズの中に、1本、異彩を放つものがありました。レンズの下部に大きく出っ張る部分があり、大きくAUTO FOCUSと表示されています。ボディーには、大きなボタンが2つあり、オタク、初めて目にするレンズでしたが、AFカメラ黎明期のレンズだなってすぐに理解できました。(ここ2年ほどの間に、立て続けに80年代の初期のAFレンズが入荷しているので)諸元を調べるも、情報が少なく、詳細は不明ですが、83年にオリンパスOM30と同時に発売されたレンズのようで、OM30専用のAFレンズのようです。

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: IMG_3873-1024x683.jpg

 レンズの状態を確認してみると、光学系は、カビだらけですが、躯体は、殆どキズやスレはなく、きれいです。電池室には液漏れしている電池がそのまま、入りっぱなしで、青く錆びていましたが、電池を交換し、恐る恐るスイッチをONにして、ボタンを押してみると・・・・・・・・・

 なんと動くでは有りませんか!カメラも無いのに!レンズ単体で、AF機能が動作しているのです(OM30専用って情報だったのに)!他のボタン類も、反応しています。(カメラが無いので、正常作動かどうかの判断は、できていません)とにかく、マウントアダプターを取り寄せることに。

 液漏れしていた電池は1本だけで、写真の通り、見えている側だけが腐食していました。キズは浅く、電池室内部、接点に腐食は、ほぼ無い状態で、アルコールでメンテしただけで済みました。使用されていた電池は、松下電機製のアルカリ電池でしたが、デザインはいかにも、当時物。

 ね。しかも、「パナソニック」ではなくて、「ナショナル」ですし。そして使用期限を見てみると・・・・・・

 なんと!1987年7月です。っん?この電池、いつ装填されたのだろう?’87年期限の電池を期限以降に入れて、使用するだろうか?レンズの発売開始が、83年ですが、もしかして、購入時に装填した電池?まさかとは、思いましたが、レンズ躯体にスレやキズが全く無いとこを見ると、あながち間違いでも無いかも。ということは、ほぼ未使用品ということか!?発売時価格は93,000円。当時の国家公務員の初任給が104,000円の時代。高価なレンズなのに、殆ど使用されることなく、放置されていた事実。もしかして、使い物にならなかったのだろうか?このレンズ。マウントアダプターも注文しちゃったのに、少し不安だな。

 本日の作業はここまで。次回は、マウントアダプター到着後に動作確認、そしてレンズ清掃作業になります。レンズが単独で動くことを確認したので、EOSで使用ができるのでは?期待が大きく膨らんだのですが、この後、まさかの展開に。それでは、次回「レンズ清掃」編ブログをお楽しみに!

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AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF最終回 テスト撮影 編

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF PKマウント      

 オタクによる、オタクのためのブログにて、興味のあるかたのみ、お付き合いください。それでは、第3回「AF機構修理」編に続き、最終回「テスト撮影」編を開始します。よろしくお願いいたします。

 まずは、チャート図を使用し、素性の確認。条件は、テスト機EOS 5D Mk2、ISO100、オートホワイトバランス、ピクチャースタイルは風景、太陽光にて撮影、三脚使用。Jpeg撮って出し。撮影距離は最短の1m。

 開放f3.3。周辺部は、減光も激しく、解像度も甘いけど、中心解像度はすばらしい。

 続いて、f8。中心、周辺とも、高解像感。文句なし!このブログの写真では、細部まで、確認は困難ですが、実際は、40年も前のレンズとは思えないような性能を発揮しています。なるほど、根強い人気の理由が理解できます!

 暗景作例。真っ暗な中、AFでピントを合わせ(現在のデジカメですら、ピント合わせ不可能な暗闇です)長秒撮影。赤外線アクティブAFの最大のメリット。真の暗闇でも、ピント合わせが可能です!(そんなシチュエーションでは、撮影しないけどね)

 逆光作例。我が家のわんこ、カンタ左衛門次郎吉。(♂1歳半)ゴーストは出ますが、太陽からも、出ているであろう赤外線に影響されることなく、AFを実行しています!

 わんこの散歩途中、後ろを振り返ると、ご覧の通り。

 斜逆光作例。散歩道途中にある、コスモス畑。日没寸前。

 トワイライト。

 遠景作例。火力発電所。遠景でも、細部まで解像しています。

 以上が、テスト結果です。いかがでしょう?周辺減光や色にじみ、ゴーストやフレア等など。現代のレンズには、到底及びませんが、嫌いな描写傾向には有りません。

 今回、無事修理も成功し、テスト撮影で、レンズ素性も分かったことでもありますし、このブログのアップと同時に、店頭に陳列する予定だったのですが、なんと、すでに売約が入っているのです。どこに売れて行くのか・・・・・・・・はい。ご想像通りです。

 今回ご紹介した、AUTO CHINON ZOOM 35-70mm レンズは、けっして、ウケ狙いのお試し的なレンズなどではありませんでした。40年も経過した現在のデジタルの世界でも十分実用できるAF技術、描写性能を有する素晴らしいレンズで、しかも、世界中どこの中古市場でも、滅多にお目にかかれないという希少性も相成り、現在でも、根強い人気を誇ります。当時、チノン社が、会社の威信をかけ開発した歴史に残る文化財級のレンズで、今後も大切に保存されるべきレンズだと感じます。(このレンズの発売2年後、かの有名な本格AFシステムを搭載したミノルタα-7000が発売され、各社AF方式を、ミノルタ社と同じTTL位相差検出方式にかじを切り、アクティブAF方式を、他社が追随することは有りませんでした。また、チノン社も、このレンズを最後に後継レンズは開発しませんでした。)

 以上、カメラオタクによるAUTO CHINON ZOOM 35-70mm f:3.3-4.5 AF 修理レポートでした。ここまで、お読みいただいまして誠にありがとうございます。最後に、お約束事項。カメラ分解には、故障や怪我など、それ相応のリスクが伴います。このブログを参考に同じようなことをされたことにより発生する、トラブルや障害には、当方は一切関与いたしません。自己責任の範囲で、お楽しみください。なお、分解工程に関する内容のお問い合わせにも、対応いたしておりません。

「AUTO CHINON ZOOM MC 35-70mm 」入荷編はこちら。

第1回「レンズ清掃」編はこちら。

第2回「AF不具合箇所追求」編はこちら

第3回「AF機構修理」編はこちら

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AF AUTO CHINON 50mm F1.7 珍品レンズ入荷

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AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF第3回 AF機構修理 編

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF PKマウント   

 オタクによる、オタクのためのブログにて、興味のあるかたのみ、お付き合いください。第2回 AF不具合箇所追求編に続き、第3回「AF機構修理」編をお届けいたします。よろしくお願いいたします。

 その後、不具合原因が一切わからない日々が続いていますが、まだ諦めてはいません。本日は、公休日。朝からなにげに、基盤が露わになっているレンズを、コーヒーを飲みながら、作業デスクで、ぼーと眺めていました。なぜか、受信センサーから出る、3本の配線(赤・黒・黄)に目がとまり、不思議と胸騒ぎがするのです。その配線は、隣の基盤、真鍮板で覆われた内部が見えない部分に引き込まれている。う~ん。なんか怪しい。今まで、何度もみてきた部分なのに、誰かがそこに視線を誘導するかのごとく、今日は気になるのです。

 そして、その真鍮板には、横長い窓が空いており、同じような部品が3つ並んで配置されています。その部品を、よ~く見てみると、

 視力検査のときのようなCの字になった部品があり、その位置が3つとも、微妙に異なっている。3本の配線に、3つの部品。そのC型の部品はもしかして、回せるのでは?ネジロックされていないが、もしかして、調整パーツ?真鍮板は外すことができないため、3本の配線との関係は、定かでは有りませんが、すでに、オタクの頭の中では、そこが、探し求め続けてきた、調整可能箇所であることを、確信しているのです。なぜなら、さっき誰かが、「そろそろ暗い迷路から開放してやるか」って、お言葉をかけてくださったのが、聞こえたような?もしかしたら、感じたのかも!?そんな不思議な感覚が残っているから。

 今までの経験では、調整パーツは、調整後ネジロックされているのですが、なぜか、ここは、施されていない。なぜだ?可能性として、①そもそも、この部品は調整できる部品ではない。②固定しなくても、ずれることがない部品。③限りなく可能性はゼロですが、製造時にネジロックの施工忘れ。のいずれか。

 しかし、オタクはそこが調整可能箇所と睨んでおり、これ以上、なすすべがない状況でもあることから、故障リスクを顧みず、賭けに出るこにしました。

 もとに戻せるよう、しっかりと部品の位置にマークします。3箇所の内、1箇所だけ、他の2箇所と大きく位置が異なる左端のC型金具を反時計回りにとりあえず、約30°くらい回し、組み立ててみます。そして、いざテスト。遠くの被写体にレンズを向け、AFボタンを押します。なんと、あっさりと合焦するではありませんか!

 やったぞオタク!でかした!オタク!

 ネジロックが施されて無かったから、調整箇所とは、気づかなかったよ。しかし!今度は、いままで、ジャスピンで合焦していた被写体位置(10m以内)のピントがずれてしまっている。も~。

 その後、こっちを、これくらい動かかすと、何がどうなるから・・・・・・今度はこっちをここにして、あっちをこうしたら、今度はこうなった、などと言いながら3つのC型パーツの調整作業を根気よく続けます。ですが、幾度繰り返しても、上手く行かず、調整パタンが無数にあることに改めて、これはまずいと思い始め、涙目のオタクです。(涙)

 それでも、なにかに取り憑かれたかのように、昼食などそっちのけで、調整と組立て、そしてテストの繰り返し。

 次の休日、なんとか調整が上手くいき、修理が完了しました。調整作業だけに、のべ、2日分の休日、軽く、10時間は費やしています。(よ~やるわ!)完成時、歓喜よりも、やっと終わったとの安堵というか、これで調整作業から開放される、との気持ちのほうが大きかったです。で、結局、真ん中と、右端のC型金具は、弄る前の位置が正解だった様で、左のC型金具の位置がずれたことよって、∞位置にレンズが動かなくなっていたのでした。残り、2つのC型部品が、各々、何をどう制御しているかは、全く不明のままです。

 時間はかかりましたが、なんとか、修理が終わり、問題なく使用できるレンズに蘇りました。今回の修理は、不具合箇所が、比較的浅い場所だったため、また、前回修理した同社の50mmAFレンズに構造が似ていたため、分解自体難しいところは無かったです。機械的不具合ならともかく、電気的な不具合は、私にはハードルが高く、見抜くのが困難であることに、改めて気付かされました。今回は、たまたま感が強く、運が良かっただけのことかな。

 この後、レンズを持ち出し、テスト撮影を敢行します。次回、その結果をご報告させていただくのですが、日本カメラ1983年3月号(CE-5テストレポート)にこのレンズの詳しい撮影テスト結果が掲載されています。その記事によると、写りは抜群とのこと。ですが40年も前のレポートにて、現在のデジカメでどれほど、通用するのかが実に楽しみです。ここまで、読み進めて頂きまして、誠にありがとうございます。次回、「テスト撮影」編で最終回になりますが、もうしばらくお付き合いいただけましたら、幸いです。

 でも、さっきの声、何だったのだろう?

【注意事項】当たり前のことですが、たまたま修理に成功したから、ブログにアップしているのであって、過去のブログもそうですが、便宜上、毎回修理に成功しているかのような構成になっています。本当のところは、1つの成功の裏に、9つの失敗があることを、告白しておきますね。私に修理をさせる目的で、レンズを当店に持ち込む行為は、厳にお断りいたします。十中八九、失敗するのですから。レンズ修理は、私オタクの趣味であり、生業ではございません。修理のレベルは、業者様の足元にも及ばないことも、明言しておきます。

 ・第4回「テスト撮影」編はこちら

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「AUTO CHINON ZOOM MC 35-70mm 」入荷編はこちら。

第1回「レンズ清掃」編はこちら。

第2回「AF不具合箇所追求」編はこちら

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AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF第2回 AF不具合箇所追求編

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF PKマウント   

 オタクによる、オタクのためのブログにて、興味のあるかたのみ、お付き合いください。それでは、「レンズ清掃」編に続き、第2回「AF不具合箇所追求」編を開始します。よろしくお願いいたします。     

 まずは、このレンズのAF機構である、アクティブ方AFについて、調べてみました。下図は、アクティブ式AFの原理図です。主に、コンパクトカメラ(俗にうばかチョンカメラ)に搭載されていた(過去形)AF方式なんだそうです。詳しくは、キヤノン㈱当山さん、ミノルタ㈱浜田さんにより、1995年応用物理学会に、報告されたオートフォーカスに関する解説書の内容を流用します。

 赤外線投光部から出た赤外線が被写体から反射し戻ってくる位置を検出し、距離Lを求める。投光部と受光センサーとの距離をB、受光部とその前にあるレンズとの距離をf、被写体からの反射位置をXとすると、L=Bf/X で被写体までの距離を測定できるのだそうです。ふ~ん。と、言うことは、4つの数値の内、Bとfは固定数値なので、求める数値、距離Lは、受信センサー上の、∞被写体からの反射位置と、被写体からの反射位置Xの距離を読み取り、演算することになります。では、そのセンサー上の距離を、求めてみましょう。Bの数値は実測で、6cm。fの数値は同様に実測1.2cm。仮に被写体までの距離を10mとすると、Xの値は、0.072mmということになります。恐ろしく精密なセンサーであることがわかりますね。1/100mmの距離(長さ)を認識できているということ。センサー部は、上下左右に調整できるようになっており、各々の調整部位は、ネジロックされています。ここをさわれば、機器無しでは、調整などできようもないことが、容易に理解できます。絶対にアンタッチャブルなのです。さわらなくてよかった(汗)。ふー。

 演算された情報は、アクチュエーターに送られ、モーターを作動させ、合焦させる仕組みだと、理解は、できました。

 大きなAFモーターの手前にある部品が、赤外線照射ユニットなのですが、調整後、ネジロックが施されています。(上の写真)

 続いて赤外線受信センサー(目玉レンズの奥にある黒く丸い部品)ここで、センサーの上下が調整され、ネジロックが施されています。(上の写真)

 AFの精度確認。このレンズは、1m~∞までをAF制御するらしいのですが、10mくらいから∞までは、AFで、レンズが動かない。しかし、MFでは、∞にピントが来ていることから、フランジバッグは問題が無いと判断。逆に、1m~10mくらいまでの、AF精度は、40年前の技術とは、思えないほど正確。従い、赤外線ユニットに不具合は考えられない。残るは、アクチュエーターの不具合のみ。

 AFの原理と、現不具合症状から、不具合箇所に、あたりはついたものの、不具合があるであろう、基盤を眺めながら、途方に暮れる時間が流れます。この基盤のどこに? っで、それをどうやって、調べ、調整すればいいの?トホホ・・・・

 上の写真の中央にある、ネジロックされたマイナスネジは、赤外線受信センサーの前後を調整するための部位です。

 基盤にハンダで固定されている抵抗モジュールやICチップ、配線に不具合が無いか、全パーツをチェックの上、接点復活剤で、メンテしていきます。特段、ハンダ不良箇所のような箇所は認められません。ここで、一応念のため、一回組立てて、動作を確認してみます。しかし、結果に変化なし。当たり前だな(苦笑)。

 外は、すでに夕焼け空。いや、雨が上がったばかりで、光が差し、虹がかかっている。あぁ。今日も1日、何の成果もないまま休日が終わっていくのか。なんともはや・・・・晩酌のお酒も全く美味くない。

 修理作業は一旦中断です。このあと数日間、AFの原理や、レンズの分解レポートなど、原因のヒントを求めネット上を、さまよいますが、これという成果もなく、時間だけが過ぎていき、すでに、諦めモードに突入しています。だって、プロの修理業者様でも、その修理を断るくらいですから。いつもにも増して、敗北感が、猛烈に押し寄せてきています。

 数日後、不思議なことに、修理作業中に、不思議な声を聞くことになるのですが、果たして修理は上手くいくのか?それとも、このまま原因不明で、終わってしまうのか?第3回「AF機構修理」編ブログをお楽しみに!

第3回「AF機構修理」編はこちら

第4回「テスト撮影」編はこちら

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「AUTO CHINON ZOOM MC 35-70mm 」入荷編はこちら。

第1回「レンズ清掃」編はこちら。

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AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF第1回 レンズ清掃編

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF PKマウント      

 オタクによる、オタクのためのブログにて、興味のあるかたのみ、お付き合いください。それでは、このレンズの入荷経緯について記した初回記事に続き、第1回「レンズ清掃」編を開始します。よろしくお願いいたします。

 不具合箇所の症状を詳しく観察していきます。まず、レンズ内部。カビクモリ有りとのことですが、強力なLEDライトで、内部照射して、それを認めます。張り合わせレンズの無い、7群7枚構成のレンズであることが判明し、安堵。前玉繰り出し式のフォーカスレンズで、カビのあるレンズが、ヘリコイドの回転に合わせ、くるくる動いているので、カビは前玉にあるようです。早速、レンズ先端部から、分解作業を開始します。

 名盤は金属製で、ネジ込み固定されていました。続いて、見えるカニ目を回すと、簡単にレンズが外れていきます。

 前玉の、ガラスは合計3枚。3枚目の内側にカビとクモリが有りましたが、クリーニングして簡単に除去完了。コーティングへの影響も有りませんでした。

 内部に、しぼりユニットとその前側にレンズが見えますが、不具合が無いため、手を付けず、後ろ玉もきれいだったので、レンズクリーニングは、これで終了です。

 しかし、このレンズ。フランジバッグを調整する箇所が前玉部分には見当たらなかったな。今回は、∞位置でのピントに問題は無いため、調整は不要ではあったのだけれども。

 作業は慎重を期すため、焦らず、確実に進めていくことにします。本日の作業はここまでとし、次回は、いよいよAFの不具合原因に迫っていきます。ここまでは、順調です。さて、うまくいくのか!? 次回、第2回「AF不具合箇所追求」編をお楽しみに!

第2回「AF不具合箇所追求」編はこちら

第3回「AF機構修理」編はこちら

第4回「テスト撮影」編はこちら

※ブログをアップ次第、リンクを貼り付けていきます。

「AUTO CHINON ZOOM MC 35-70mm 」入荷編はこちら。

 最後まで、お読み頂きまして誠にありがとうございます。満Qでは従業員一同、皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

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デジタルカメラ 業界裏情報

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm f 3.3-4.5 AF 入荷!

AUTO CHINON ZOOM 35-70mm/f:3.3-4.5 AF PKマウント      

 皆さんこんにちは!本日は、CHINON社製のレアなAFレンズが入荷しましたので、ご案内させていただきます。(このレンズの諸元に関しては、asahi-netさんのページに詳しく掲載されています。)

 元所有者様のお話によると、レンズ内部にカビとクモリ箇所があるとのこと。AFも近距離(概ね10mくらいまでは)は問題ないが、無限遠には、レンズが動かず、AFできないとのことでした。長い間、待ち続け、やっと某オークションサイトで見つけ、動作未確認のジャンク扱いのレンズを、競い合い、大枚はたいて、落札されたそうです。聞けば、片道3時間はかかるだろう、お所より、ご来店頂いているご様子。なぜ当店へ?と尋ねると、ブログを見て、来店されたとのこと。嫌な予感が・・・・・

 以前、当店に入荷した、チノン製の50mmのAFレンズ(過去ブログ)も、ブログを見たというお客さまが、カメラオタクこと、私に、修理させるという計画で、持ち込まれたことがあったのですが、そのことを思い出していました。そんな酷いことをするお客様には見えませんでしたが、念のため、当店は修理会社ではないので、修理はできない、ジャンク品として、そのまま販売させて頂くが、よろしいかと、尋ねたときでした。大阪の◯◯修理サービスでも修理を断られ、途方にくれていたときに、当店のブログに辿り着き、ダメモトで来店したんだと、白状されました。やっぱり。プロができないと断った内容を、素人の私ごときができるわけもなく、今回は、はっきりと修理はお断りさせていただき、ジャンク品として、(すんなり、お売りいただいたことに、いささか違和感を感じながら)お買取させていただきました。誠にありがとうございます。(所有者様の視線に一抹の期待感のようなものを感じたのですが、気づかなかったことにしています。いや、知りません)

 カメラオタクは、このレンズ初めてお目にします。ぱっと見、CHINON社製の AF 50mm レンズ(上の写真左側・オタク個人所有レンズ)によく似ていますが、こちらは、ズームレンズです。実際に、テスト機(EOS5D2)にマウントしてみると、元所有者様がおっしゃっていた通り、無限にAFでピントを合わせることができないようです。しかし、MFで無限位置まで、ピントヘリコイドを回すと、ピントは合っています。フランジバッグは、狂っていないようでした。全く修理するつもりなど無かった(正確には、修理などできるはずもない)のに、症状を確認し終わるころには、何故か、修理欲がふつふつと、湧き上がってきていることに気づくオタクなのでした。(やばっ!病気だな)

 調べれば、主に、欧州に向けに輸出するため、製造販売されていたようで、国内での販売台数は、極端に少なく、経年の関係から、正常作動する同レンズは、文化財級の貴重なレンズのようです。なんとかならないか、との気持ちから、無謀にも修理業者が断念した不具合レンズの修理に、挑む覚悟の、オタクなのです。これから始まる、長く暗いジャンク道を、幾日もの休日を費やしながら、一人もがき歩く様子を、ご覧ください。次回、第1回「レンズ清掃」編ブログから、修理の様子をご報告していきます。乞うご期待あれ!

第1回「レンズ清掃」編はこちら。

第2回「AF不具合箇所追求」編はこちら

第3回「AF機構修理」編はこちら

第4回「テスト撮影」編はこちら

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デジタルカメラ 新入荷

カメラ用ミラーレンズ入荷

 シグマ ミラーレンズ 600mm f8 CanonFDマウント が入荷しました。光学系ミラーに汚れが有りますが、躯体は目立つキズなど無く、きれいです。

 現在、店頭で販売している長期在庫の価格見直しを実施しました!この機会に是非お買い求めくださいませ。大幅値下げを敢行しています!

 

 満Qでは、ご不要になった様々なものの買取を行っております。出張買取、遺品整理、不要品処分など、何なりとお申し付け下さい。法的に行えない作業では、関係機関と連携し、お客さまの利便性向上に努めます。不要とする方から、必要とされる方への橋渡し。我々満Qの使命です!従業員一同皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

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デジタルカメラ 新入荷

カメラ用望遠レンズ入荷

 シグマ AF APO 500mm f4.5 Canon EFマウント用 が入荷しました!商品状態は良好で、動作確認済みです。

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デジタルカメラ 新入荷

アクティブカメラ ゴープロが入荷!

 アクティブカメラ Go Pro HER07 が入荷致しました。

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デジタルカメラ 新入荷

RICOH XR-1000S 「スクープアイ」 入荷!

 皆さんこんにちは。本日は、珍しいフィルムカメラが入荷しましたので、ご案内させていただきます。

 このカメラ、1980年代初頭に、リコー社から発売されたカメラで、付属するレンズは、世界初の1眼レフカメラ用単焦点AFレンズなのです。このレンズと、同社のカメラをセットにして、当時「スクープアイ」と称し、大々的に販売されたカメラのようです。しかし、MF全盛期にあって、巷では、「ピントは手動で合わせた方が早いや」って感じで、受け入れられなかったみたいです。お陰で、生産数は少なく、現在でも、正常に稼働する個体は中古市場になかなか、出てきません。レアなレンズということになります。

 今回のセット内容は、カメラ本体(XR-1000S)、レンズ(AF RIKENON 50mm f2)、ワインダー、ストロボ、純正ストラップと、取説の、フル装備品になります。

 各機器の状態は、経年を考慮しても、かなり綺麗な部類に入ります。しかも、全機能、正常に作動しています。さすがにモルトの交換は必要でしたが、貴重なカメラでしたので、販売前に実写テストを、実施しています。

 フィルムはDPN センチュリア400(2009年に期限が切れたフィルム)を使用しています。

 期限切れフィルムにて、カラーバランスは狂っていますが、しっかりと、写っていることから、機器の精度も問題ないと判断しました。様々なシャッター速度でテストし、ストロボ使用でも適正露出で写せています。

 動作確認まで取れている同カメラは、中古市場でも、見ないものです。デジカメ全盛期のこの頃ですが、デジカメでは表現できないフィルム特有の味わいは、今だからこそですが、新鮮ですよ。取説も付属しているため、フィルムカメラは初めてだという方でも、安心してご使用いただけます。興味を持たれた方は、ぜひ当店へお越し下さい。実際に、触っていただくことも可能です。貴重なカメラなので、ネットでも同時に販売しております。お急ぎ下さい。従業員一同皆様のご来店をこころよりお待ち申し上げております。

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