
お陰様で完売いたしました。ありがとうございます。
皆さんこんにちは。カメラオタクです。先日入荷しました、キャノンのオールドレンズ 大口径 FD55mm f1.2 銀枠レンズ 1971年製をご紹介致します。それでは、よろしくお願いいたします。
純正の金属フードに純正UVフィルター、前後キャップも付属しており、コンディションは、良好なこのレンズ。大切にされてきたことが、ひしひしと伝わってきます。当時39,000円で販売されていたのですが、その頃の国家公務員の初任給が40,000円程度なので、現在の価値に換算すると、20万円ほどになりますか。高価なレンズだったようです。

開放F値1.4のレンズは、玉数も多く、満Qでも、過去幾度か入荷したことがあるのですが、(現在も在庫があります)F値1.2は始めての入荷です。早速、マウントアダプターを装着し、試し撮りを敢行しました!(おそらく、すぐに嫁入りしてしまうであろうから、その前にちょっとだけ、その実力を試してみました!)
ファインダーは明るく、気持ちいいのですが、さすが開放F値1.2のレンズだけ有って、ピント面は、薄くピント合わせには少々慣れが必要のようです。しかし、ピント面以外のものを、色にしてしまう効果はさすがで、被写体を画面に浮かび上がらせてしまいます。わずかでも、光を反射しているものは、玉ボケとなって、幻想的な写真に変えてしまうこのレンズには、魔力を感じてしまいます。
このレンズは1971年から発売が開始されたシリーズのレンズで、発売後間もない個体のみ、レンズ先端のフード取り付け部分が銀メッキされており、マニアの中では、銀枠FDなどと呼ばれているコレクターズアイテムです。コーティングがモノコートで、逆光には弱いレンズでもあります。画面内に強い光源があると、フードを装着していても、ゴーストが発生します。

現在の技術から言うと、使えないレンズという位置づけになるのかもしれませんが、この弱点とも言える性能を、作品に活かすことができれば、他では表現できない幻想的な作品を創造できるかもしれませんね。
現在でも、開放F値1.2のレンズは発売されていますが、どれも、10万円を超える価格のレンズばかり。なかなか、手が出せないのも事実。少々古く、弱点も多いレンズですが、このレンズなら、新しい表現方法を存分に楽しめますよ。

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